今シーズン終了!
オイラの夏がついに終わりました。
最後の釣行と決めていた10月15日は台風の影響で豪雨(泣)。
気温も低く、釣りに行く気ゼロ。しかし、まだアユ釣りができる河川(愛媛県の肱川や徳島県の海部川)があるので、オトリは生かしておきましたが、そろそろ仕事を真面目にしようかと思い、安田川に放流しに行く予定です。
今年ほどモヤモヤが残る終わり方は、今までに味わったことがアリマセン!!
さあ今年の総括ですが、恒例の5月15日物部川の解禁から始まり、10月14日の安田川で終わりました。
今年の高知県は遡上時期に最悪の渇水で遡上が困難な河川もあったはずです。もちろん安田川も河口部が狭くなり、2月上旬にはあまり遡上がみられませんでした。
海には大量にいるアユちゃんですが、河川に入るかどうかが大問題です。例年、「今年はアユが多い」という話が飛び交い、フタを開けてみるとそれほど大したことがないのが今まででしたが、今年は「少ない」から始まりました。ところが3月の中旬には「大量遡上」の声が聞こえてきました。オイラの聞いたなかでは、奈半利川が最高の遡上数だったと思います。
もちろん安田川も川の規模的の割にはアユが多すぎて、大きく育たないと思っていました。アユちゃんが大きく育つには、水量が不可欠です。その一番大事な水が少なかったのです。
解禁からしばらくは渇水が続き、奈半利川では例年のようなダム放水が行なわれません。なぜなら、ダムに水がないから!
それでも、小型ながらもアユちゃんは多く、サオをだせば釣れる川になっていました。それが6月下旬だったかな? その後、急激な降雨で川の水量が一気に増え、アユちゃんが姿を消した日もありました。しかも良型が消えたのです。
奈半利川も安田川も同じでした。
しかし、それからは順調そのもので、「釣れた釣れた」の声が安田川流域や奈半利川流域に響き続けました。
まあ、最後は台風の豪雨で終了でしたが、今年のオイラは楽しみました。
県外へも頻繁に出向き、よく呑み、よく釣り、よく楽しんだシーズンではなかったでしょうか。いや最高に楽しんだシーズンでした!
試合についてですが、5月の東レカップではイキナリの予選敗退。報知オーナーカップも予選敗退でしたが、何とか来年のシード権を獲得しました。中日スポーツ杯では準優勝。
肝心のマスターズでは、せっかく予選で剛君(小澤剛選手)に勝利したのに、準決勝戦でタッキー(瀧澤選手)に負けて4年連続3位……。
なんで???
それは深場にこだわりすぎたからだと反省しています。当たり前のポイントを当たり前に釣ったのが敗因です。
強烈な思い出は球磨川釣行。
ケタ違いのスリル&パワー!
しかし、時期が早かったのか、腕が悪かったのか、最大29.2cmで終わりました。昨年尺アユフィーバーだった四万十川でも今年は尺アユが釣れず、28.5cmが最大だったかな。
このように、今年も泣かず飛ばずのオイラでしたが、背バリのよし悪しは分かったような気がします。
背バリを付けたほうがよいのは、人工産アユや低活性時、または数が伸びない状況の時だと思いました。オトリを速く動かすと釣れない場面です。
つまり、ジックリと粘り強く待ちを入れる場面が多い時には背バリを装着したほうがよいと思いました。
一方、背バリなしでもいける場面は、天然河川でそれなりに釣れている時(オイラの場合は時速が5尾以上の時)。手返しはもちろん、この場面では速い動きに対しての反応がよい場合が多いと思いました。たぶん、元気な湖産アユの場合も背バリはないほうがよいはずです。
そしてもうひとつ、泳がせ釣りが主体の時です。この場合もノーマルがよいと判断しました。背バリを付けているとうまく泳がないのと、フラフラ感が出にくいと思いました。それに、泳がせ派多くは、背バリを使用していせんし。
前後になりますが、今年のアユの傾向は、あまりオトリを引かないほうが吉と出ました(奈半利川は別ですが)。サオは、特に試合ではSの出番が多かったです。
それはズバリ、Aほど引けないのでオトリが動かないから!!
今年も本当に皆さんのおかげで楽しい友釣りができました。場所を空けていただいたり、ポイントを教えていただいたり、お世話になりっぱなしのシーズンでした。
感謝です。
なお、今年の夏は終わりましたが、12月には再びサオを握るはずです。その時まで、オイラはアユの道具をそのままにして待ちます。
ではでは、また来年です。
どこかのフィールドで友釣りファン、コラム読者の皆さんに会えることを楽しみに今期のお遍路さんは終了します。
ありがとうございましたm(__)
最後に2013年シーズンの総括です。
●釣行日数=67日
●一日平均釣り時間=4.8時間
●総釣果=2317尾
●平均時速=7.2尾
今年は異常なほど釣れたのが分かります。時速が昨年よりも1尾以上増えました。
この勢いで、来年もカッ飛びますよ!!
ではでは!!
2013年10月吉日 有岡只祐
<ライタープロフィール>
有岡 只祐(ありおか ただすけ) by 釣りキング
1975年12月20日生。高知県在住。安田川沿いで子育てと、生業とするナス栽培に精を出すかたわら、夏はトーナメンターとして活躍中。地元高知の仁淀川で行なわれた2002年ダイワ鮎マスターズ全国決勝大会では3位入賞。今期の活躍が大いに期待される。四国ちろりん会所属。
Tags: ORIGINAL