Update:201310.11FriCategory : Namiaru? News

ポルトガルの戦い開幕! WCT第9戦「Rip Curl Pro Portugal」

ASPワールドツアーもいよいよ終盤、残すところあと2戦。フランスに次ぐヨーロッパレッグのセカンドステージ、WCT第9戦「Rip Curl Pro Portugal」が、現地10月9日、ポルトガル・ペニシェのスーパーチューボスでスタートした。

初日はクリーンな3-5ftというコンディション。まずはラウンド1。この日のハイライトともいうべき戦いは、目下ランキング首位のミック・ファニング(AUS)が登場した第6ヒートだった。

ここでミックと対戦し注目を集めたのは、オーバーオール柄のお茶目なウェットスーツで登場した、ウィルコことマット・ウィルキンソン(AUS)。現在ランキング24位で来年のツアーから脱落寸前のウィルコが、ミックと激しいデッドヒートを演じた。

Matt Wilkinson  最上:Photo:Kirstin/ASP ↑Photo:Cestari/ASP
均衡した戦いのまま迎えたヒート終盤、ウィルコはビッグセットのかなり奥から、超ディープなロングバレルをメイク。さらにインサイドセクションでも小さめなバレルをメイクし、本人も思わず小躍りするような見事なライディングを披露。結果、初日のハイエストとなる9.77をスコアし、ミックを敗者復活戦となるラウンド2へと追い込んだのだった。

Mick Fanning  Photo:Kirstin/ASP
一方、もうひとり目の離せない人物がケリー・スレーター(USA)。V12を狙うキングはというと、ラウンド1ではポイントが伸び悩み、結局トライアルから勝ち上がってきた若手ジェイコブ・ウィルコックス(AUS)にまさかの敗退を喫することに。ケリーもラウンド2に回ることとなり、波乱の幕開けとなった。

Jacob Wilcox  Photo: Kirstin/ASP
さて、気になるタイトル争いだが、仮にミックがポルトガルで優勝した場合、ケリーが3位以内に入れば、タイトルは最終戦のハワイに持ち越しとなる。しかし、ミック優勝でケリーが5位以下の場合は、最終戦を待たずしてミックのワールドタイトルが確定する。

日本との時差は-8時間。ライブ中継でトップサーファーの戦いを要チェック!

Jordy Smith  Photo: Cestari/ASP
●ライブ中継はコチラ
http://live.ripcurl.com/portugal-home-2013.html

RIP CURL PRO PORTUGAL
ラウンド2 対戦ヒート
Heat 1: Mick Fanning (AUS) vs Francisco Alves (PRT)
Heat 2: Kelly Slater (USA) vs Frederico Morais (PRT)
Heat 3: Michel Bourez (PYF) vs Dillon Perillo (USA)
Heat 4: Adriano De Souza (BRA) vs Raoni Monteiro (BRA)
Heat 5: C.J Hobgood (USA) vs Yadin Nicol (AUS)
Heat 6: Adrian Buchan (AUS) vs Kieren Perrow (AUS)
Heat 7: Gabriel Medina (BRA) vs Alejo Muniz (BRA)
Heat 8: Jeremy Flores (FRA) vs Damien Hobgood (USA)
Heat 9: Fredrick Patacchia (HAW) vs Patrick Gudauskas (USA)
Heat 10: Brett Simpson (USA) vs Miguel Pupo (BRA)
Heat 11: Travis Logie (ZAF) vs Adam Melling (AUS)
Heat 12: Bede Durbidge (AUS) vs Kolohe Andino (USA)

Photo*Cestari/ASP