Update:201412.26FriCategory : BLUERマガジン
食物繊維たっぷり食材カカオってココアと別のもの?
カカオとは、カカオの木の果実の中にある種子のことで赤道の南北緯20度以内、平均気温27C、高温多湿な、西アフリカ、中南米、東南アジアが主な産地の植物。
カカオは食物繊維は腸の中をきれいにしてくれる働きがあり食物繊維を30%も含んでいる。この食物繊維量は生野菜や果物よりはるかに多く、一杯のココアを飲めばトマトジュースの2~3倍もの食物繊維をとることができると言われている。
そもそも『カカオ』という呼び方は、マヤやアステカの言語が語源。カカオ豆をスペインに持ち帰り、その後ヨーロッパに広がったがイギリスだけは、カカオ(Cacao)という発音が難しかった為、音の組み合わせが変わってココア(Cocoa)と呼ばれるようになったとか。よって、カカオとココアは同じもの。日本もイギリスに習い、ココアという名称を使うようになっているという。
さてカカオ。赤ワインや緑茶などと同様にポリフェノールが多く含まれている。いずれも、動脈硬化や老化などの様々な体のトラブルに関連していると考えられている活性酸素を、ポリフェノールは抑える作用がある。また現代人に不足しがちだと言われているカルシウム、マグネシウムや鉄などが含まれているという。
カカオに含まれるテオブロミンはチョコレートやココアのあの独特の苦さのもとで、化学的性質はコーヒーやお茶に含まれるカフェインと似ているが、カフェインが眠れなくなったり興奮作用が強いのに対し、テオブロミンの作用は大変おだやかで、子供からお年寄りまで安心して口にできるのが特徴。ココアを飲んでホッとする・癒される! という感じは、テオブロミンから来ているのかもしれない。
出典:森永製菓
http://www.morinaga.co.jp/cocoa/milk/index.html