キャンプを安心にする足もとアイテム。天気や場所に合わせた「ペグ」
Photo by Tan Yilmaz, on Flickr
桜満開! すっかり気温も上がり、春のキャンプシーズンが到来! 今年から本格キャンプを楽しみたいという初心者の方に、おススメの「ペグ」を紹介しよう。
ペグとは、テントやタープ、オアシスハウスなどを地面に留める際に使う小さな杭のようなもの。テントセットにはあらかじめこのペグが付属しているが、実は状況に合っていないと、打ち込むときに折れてしまったり、曲がったり、簡単に抜けてしまったりする。
ペグは、天候に合わせて使い分けるのが重要なのだ。天候が不安定な春のキャンプでは、突然の雨や強風に見舞われることもしばしば。そこで今回は、天候やキャンプサイト毎に違う土壌など、シーンに合わせたペグの使い分けを紹介する。
●ABSペグ・プラペグ
ABS素材のペグは、表面積が広いため保持力があり、芝やスコップで掘れる程度の柔らかい地面に適している。また、保持力があるため、雨の日や強風時に重宝するペグである。打ちつけるところが他のペグに比べて大きくなっているので打ちやすいという特徴も。但し、プラスチックでできているため、河原や石混じりの地面では折れてしまったり、打ち込めないという短所がある。
●スチールペグ・ネイルペグ
強度が強く細いため、硬い、柔らかいを問わず、スムーズに打ち込むことができる。また、河原や石混じりの地面でも使用できるのが利点。しかし、表面積が少ないため保持力があまりなく、ある程度硬い地面でないと抜けやすい。雨の日は地面が柔らかくなりやすいので、スチールペグ、ネイルペグを使用していた場合は注意が必要で、場合によっては別のペグを打ち直す。
●Vペグ
Vペグは、薄くて表面積が広いため、砂地や柔らかな地面に適したペグである。また抜き差しが容易なことも特徴的だ。しかし、多くのVペグはアルミやスチールでできており、その薄さも相まって、すぐに先が曲がってしまうことがある。基本的には砂地で使うものと思っておこう。
このほかにも色々なペグがあるが、一般的なキャンプサイトであれば「ABSペグ」と「スチールペグ」の2種類があれば対応可能だ。安心してキャンプを楽しむために、付属のペグ以外にも揃えてみてはいかがだろうか。
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