キャンプを愛犬と楽しむための犬種別心得
肌を撫でるように暖かな日差しと柔らかな風が心地よい季節。
愛犬とアウトドアに出かける計画を立てている方も多いのではないだろうか。
今回は、犬種毎にアウトドアへ連れて行く際の注意事項を紹介しよう。
■トイプードル
トイプードルは、足が細く骨折しやすいため、ハードなアウトドアには不向きな犬種。しかし、泳ぐのが好きな子も多いので、川遊びや平原などハードに動き回らない場所での
キャンプなら一緒に楽しめるはずだ。
抜け毛も少ないので、キャンプに連れて行くときは同じテントで寝られる方も多いとのこと。
■ミニチュアダックスフンド
ミニチュアダックスフンドは、もともと猟犬だったこともあり、運動は得意である。ただし、その胴長な体長から背骨を痛めやすく、登山や川遊びなど傾斜や凹凸が大きい場所は苦手。
もしも、そんな場所に差し掛かってしまったときは、抱えてあげるのがベストだろう。また、泳ぎが苦手な子も多いので、川や湖、海に出かける際はあまり水に近づかないように気を付けよう。
他に、特徴として、急な環境変化で夜鳴きしてしまう子もいるので、キャンプなどに出かける際は、そばで寝てあげるのもいいだろう。
■パグ
パグは暑さに弱い犬種で、登山など長時間の運動には不向きとされている。また、眼球が出ているため、枝などの突起物で傷つけてしまわないように注意も必要だ。
特性としては、独立心が強く人になつきやすいので、キャンプでは環境に順応するのも早い。飼い主が気温に気を配り、適度な温度を維持してあげれば、キャンプのパートナーとして十分一緒に楽しめる。
■ラブラドール・レトリーバー
水陸両用で、よくアウトドアで見かけるらブラドール・レトリーバーだが、実は股関節が弱いため長時間の登山には向いていない。キャンプ地での相棒にはうってつけだが、無理をさせないように気をつけよう。
もともとやんちゃな性格なので、特に「初めて」連れて行くときは、周りのにおいなどでテンションが上がり四方八方に走り回ったりすることがある。キャンプ地の状況に慣れるまでは、連れて歩くときに必ずハーネスをつけて出よう。また、つなぐ場所がないときはスクリューペグを使って、興奮して走り出さないようにつなぎ場所を確保しておこう。
■柴犬
柴犬は、日本古来の犬種なだけあって日本の気候にあった体質をしている。また、かつては猟犬であったことからも運動は得意で、意外にもアウトドアに向いている。ただし、神経質なところもあり環境の変化になれないこともあるので、ハーネスをつけて不意な行動に対応できるようにしておく必要がある。また、膝が弱い子もいるので、長時間の運動は避けよう。
もちろん、愛犬のことを1番知っているのは飼い主。犬種の特性を把握しつつ、愛犬の得意不得意をしっかりと観察し、アウトドアを一緒に楽しんでほしい。