Update:201505.14ThuCategory : BLUERマガジン

ロングボードとスタンドアップパドルのフィン選びの5つの新常識  

本格的なサーフィンシーズンが到来して、サーフィンやスタンドアップパドルを楽しんでいる人も多いと思う。

今回はサーフボードをコントロールする上で、とても大切なフィンの選びかたの5つの新常識をご紹介。

「ベース幅、高さ、レイク、フィンの位置、フォイルと素材」の5つの要素について、順を追って解説します。

1. ベース幅
ベースが広いと安定性は上がり、乗り味はスティッフ(かたく)になりドライブ性が増す。

ベースが狭いと安定性は下がり、乗り味はルース(動きが軽く)になりドライブ性は低下する。

2. 高さ
高さが低くなると、安定性は低下し、回転性は上がる。

レイク
同じベース幅、同じ高さのフィンの場合、レイクと呼ばれる後方への傾斜が多くなるとターンの回転性は低くなり、ターン時のドライブ性が上がる。
レイクが少なくなると回転性は上がりターン時のドライブ性は低くなる。

フィンの位置
フィンをフィンボックスの進行方向前方にセットアップすると、回転性が増す。

フィンをフィンボックスの進行方向後方にセットアップすると、直進性が増す。

フィンのサイズのセッティングを行う時は、まずフィンボックス前方にセットして、徐々に後方に下げて行く。

一番後ろまで下がったところでも、ルースな感覚があればフィンのサイズが小さい事を示す。
その場合には、フィンのサイズを1インチずつ大きくしてみよう。

フォイルと素材
基本となるフィンの材質はグラスファイバー製で、正しくイルカのひれのような形に流線型にフォイルされいるものが機能的に優れる。

薄くフォイルされたものは、フレックス性に優れる。フィンはフレックスする事で回転性が増し、スピンアウトを防ぐ効果も上がる。

しかし極端に薄くしすぎると、ルースになりすぎたり、高速時に細かく振動したりする弊害もある。

反対に厚手くしすぎると直進性が上がるが、乗り味はかたくなる。

フィンの素材については、木や竹などの合板が心材として使われているものは軽量なのが特徴。

しかし均等なフレックス性はグラスファイバー製と比較すると劣る。

ハニカム構造のポリウレタン素材等が心材として使われている物は軽くて剛性が強く、硬い物が多い。

素材が柔らかいものの乗り味はルース(柔らかく)となり、硬いもの乗り味はスティッフ(硬く)になる事を理解しておこう。

材質によって乗り味が変わる。好みによって使い分けるのが良いであろう。

基本的なフィンの特性がお分かりいただけたでしょうか。

サーフボードの乗り味には、十人十色の好みが存在する。

「ベース幅、高さ、レイク、フィンの位置、フォイルと素材」の5つの要素を参考にして、自分に合ったベストなセットアップを探してみよう。

以上、ロングボードとスタンドアップパドルのフィン選びの5つの新常識でした。

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