日本人が生み出したサーフトランクス誕生秘話
夏になると海に行く時に、必要となるアイテムの「サーフトランクス」が誕生した歴史をご存知であろうか?
via : http://www.mnii.com
1950年代、カリフォルニアからビックウェーブに乗る為に、多くのパイオニアサーファーがハワイを訪れた。
その時代の冬のビックウェーブスポットといえば、ノースショアではなくウェストサイドのマカハがメインスポット。
そのマカハ近くに1948年創業の「テイラー・ニイ」という仕立て屋さんが実在した。オーナーは、にいみのる氏(漢字表記は不明)。名前から分かる通り日系人。
元々は地元のマーチングバンドのユニフォームや制服、アロハシャツ等をつくっていたテーラーだった。
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本物のサーファーからフィードバックが次第にデザインに反映されていき、それまでの海パンとは比較にならないほど機能的なデザインになっていった。
それは大きな波を喰らっても脱げにくいカッティング。ウエストの紐に、パラフィンワックスでも擦れにくい当時としては長めの丈が特徴。
ラインのデザイン、ワックスを入れるポケット、チームのパッチなど、それは現代のサーフトランクスにも、受け継がれているデザインだ。
ハワイのクラシックポイント聖地マカハ
そう。いまや世界のビーチで履かれている機能的なサーフトランクスの誕生には日本人が、大きく関わっていた事はあまり知られていない事実なのである。
その後、カリフォルニアでも54年創業のボートカバーメーカー「キャンバスバイケイティン」が近所のティーンエイジャーだったコーキー・キャロルからの依頼により57年サーファー用にショーツの製造を開始。
60年代に入るとサーフィンは爆発的なブームとなり、サーフィン産業もそれとともに拡大し、現在に至る。
via:Katin Facebook
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サーフトランクスにも歴史あり!
夏を迎えるまえにお気に入りの1枚を手に入れて、短い夏を謳歌しよう。