R3の激戦を制した勝者達。絶好調のパーコ!【Hurley Pro Day3】
WSL Samsung Galaxyワールドチャンピオンシップツアー(CT)#8「Hurley Pro」大会3日目。ラウンド3(R3)全11ヒートが行なわれた。
メンタルそしてパフォーマンス面でかなりの駆け引きが必要となる最初の難関ラウンド。世界タイトル争いをする選手にとって今大会は非常に重要になってくる。
R3ヒート3、Day2でイアン•クレーン(USA)に大逆転勝利を収めたフィリッペ•トレド(BRA)。本日もフルローテンションエアーからヘビーカービングのコンボで他を圧倒しギャラリーを湧かせた。
「自分ができるすべてをジャッチにアピールしたいんだ。まだ僕のベストライディングは出してないよ。次のラウンドまでそれはお預けさ。」これからどんなライディングが見れるのか楽しみだ。
9.77pt 必見のトレドスタイル↓
現在カレントリーダーのアドリアーノ•デスーザ(BRA)はミッドスコアだが確実にグレン•フォール(IRL)を破ってR4へ進んだ。
「最低ポイントだろうが勝利には変わりないからね。この結果には満足してるよ。今の自分にとってどんな状況であれ勝つ事は最も重要なんだ。」
「タイトルレースで皆かなりひしめき合ってるよ。彼らが負けてくれれば良いんだけどね。かなりプレーシャーを感じるよ。」と3度の世界チャンピオンに輝いたミック•ファニング(AUS)。
「自分自身の事だけに集中するのは難しいね。今できる事は良いサーフィンするために集中する事かな。」と頭の中は複雑な様子。
R3ヒート7ではローカルのコロへ•アンディーノ(USA)を破りR4へ駒を進めた。
「タイトルレース中の選手が負けると”チャンスだ”って思うよ。今季この結果がすべて影響するからね。」
コロへを応援する地元サンクレメンテのグロム。「GO BROTHER!」
得意のエアーを披露し果敢に攻めたコロへだが、その期待には応えられなかった。
ここトラッセルズでは6度優勝をしているケリー•スレーター(USA)
「R3後はすごいリラックスしてるよ。」とアダム•ミルン(AUS)に勝利してこのコメント。
「だけどそのラウンドはすごいストレスを感じてたよ。勝てばクォーターファイナル、負ければポイントがつかないからね。」
「特にラウンド3は対戦相手によって駆け引きが必要になってくるんだ。」
「現在ランキング18位のパーコだけど、ヒートを重ねるごとにどんどん良くなっているからね。」とケリー。
Day3も最高得点(18.63pt)を出し絶好調のジョエル•パーキンソン(AUS)はヒートジョシュ•カー(AUS)に勝利した。
スピードのあるフルレールターンだけで高得点を出すファン待望のパーコスタイルは流石。
ブラジル初の世界チャンピオンのガブリエル•メディーナ(BRA)もビード•ダービッチ(AUS)に勝利している。
本日、唯一レフトの波でハイスコアを出しているガブリエル。波に対する臭覚、そしてレールワークでもエアーでも高得点に繋げるライディングは超一流。
前半戦のR2ヒート11では過去にないインターフェアで物議を醸す場面もあった。
試合も終了間近、ポイントを大きくリードして波の優先権を持ったセバスチャン•ジーツ(HAW)が、ミシェルの最後のライディングをブロック。本来ならこの行為はセバスチャンに優先権があるためインターフェアの行為ではない。
しかし、このライディング中にホーンが鳴り試合が終了したため、プライオリティーは無効になってしまった。
そのためセバスチャンはインターフェアを取られ敗退、そしてミシェルはそのままR3へ駒を進めた。素晴らしいライディングを披露するも、WSLのルールに泣かされたセバスチャンだった。
前半ラウンドの緊張もほぐれ、いよいよエンジン全開の強者達で迎えるR4。タイトル争いやランキングに大きく影響する重要な闘い、果たして勝利は誰の手に
なみある?では、ますます盛り上がるHurley Proを完全レポート。地元Surflineとタッグを組み貴重な写真や映像、そして選手の心境など綴った他にはない内容となっているので引き続きお楽しみ下さい!
Day3のハイライト映像はこちら↓
ネクストコールは現地時間2015年9月10日のam7:30、日本時間では2015年9月10日のpm11:30スタート予定。
■ レポートページ:
http://www.namiaru.tv/news/?page_id=26737
■ LIVEサイト:
http://www.worldsurfleague.com/events/2015/mct/1281/hurley-pro-at-trestles