Pick up Short Board！vol.1【LOST CRAZY POTATO】
サーフィンの上達に大きく影響するのがサーフボード。安い買い物ではないため、自分にあったボード選びはとても難しい。
日本でサーフィンを楽しむ時の平均的な波サイズはハラ～胸といったところではないだろうか？しかし、実際にハラ～胸のコンディションとなれば混雑必死。「人が多くて乗れない」と悩むサーファーも多いはず。上手いサーファーなら混雑した状況でも、たくさんの波に乗れるが、上手くなるまでに時間がかかってしまうのがサーフィン。
初心者がさらに上達するために、もっとテイクオフが早い板を探すのは上達の近道だろう。しかし、浮力がありすぎてドルフィンスルーがやりにくい板も嫌だ…と相反することで悩むサーファーも多いのではないだろうか？
そんなサーファーの上達をサポートしてくれるショートボードはどれだろうか？そういった目線で今回ピックアップするのは”LOST CRAZY POTATO”！Luvsurf西井プロの協力のもと、実際になみある？スタッフが試乗した体験レポートをお伝えします。
左:5’5 x 20.0 x 2.25 (24.53L) 右：5’6 x 19 1/2 x 2 1/4 (27.42L)
このボードは、いわゆるミニボードに分類される少し短めのボード。短めのボードに抵抗があるサーファーもいるだろうが、結論から言うと短さは全く感じず、非常に扱いやすいボードだと言える。
試乗した結果、比較的クリーンなハラ～胸のコンディションでかなり調子が良いボードであることが分かった。正直、波のサイズが頭オーバーになってくるともう少し長さのある板の方が良いだろう。また、オンショアの風波コンディションでは、面の影響をボードが拾ってしまうので少し不向きだと感じられる。しかし、テイクオフはとても早く、扱いやすい為、小波のもも～腰サイズでも十分楽しめる一本だ。
◇ボードの形状
2本とも全体的の短めのデザインだが、その分全体的に幅と厚さを出しボリュームのあるラウンドノーズ。
5’5の方は、短い分20もの幅を出しより丸みをおびたデザインに、5’6の方はよりシャープなラインに仕上っている。
◇FINセッティング
5Fin、3Finと自由にセッティング変えられる。
CRAZY POTATO 5’5 x 20.0 x 2.25 (24.53L)
5’5の板にはFCSIIのCarver Neo Glass Tri FINのLサイズをセット。
■ 試乗したなみあるスタッフ
身長:166.5cm 体重: 60.5kg 現在使用しているボード5’7’1/2 x 19 x 2′ 3/16
■ 感想
ボードを持った感じ5.5の短さは感じなく、実際にもう少しサイズがあるような持ち味。
乗った感想はテイクオフも早く、パドルも問題ない。幅がある分ボトムでかなり安定するので、いつもより落ち着いてターンへのアプローチができた。
トロメのセクションやレールが入りすぎてもうまくカバーしてくる。ターンのタイミングが遅れたと思ってもボードがついてくるため、ミスをカバーしてくる。カットバックの時などは抜群の安定性でかなり扱いやすい。サーフィン上達を向上させるポテンシャル持った板で、トロメのコンディションが多い日本の波には持っておきたい1本。
鋭角の縦アプローチよりもカービングなど横の動きには最高な板で、もう少し幅を落とした方が縦方向へはアプローチしやすいと思う。トロメの波でも掘れたセクションでもしっかり対応してくれ、ファンサーフを求めるサーファーには必見の板です。
CRAZY POTATO:5’6 x 19 1/2 x 2 1/4 (27.42L)
そして5’6の板にはFCSII CARVER NEO GLASS クアッドリアとFCSII MB PC CARBON TRI-QUAD 5フィン Lをセット。
身長:165cm 体重: 60kg 現在使用しているボード5’10。サーフィン歴は5年。
現在使用しているボードが5’10なので、この長さで正直不安もあったが、実際に乗ってみると短さを感じずすぐに対応できた。長さは短いものの十分なボリュームで安定感は抜群。テイクオフ、パドルは全く問題なし、それでいてドルフィンもしっかりできる。テイクオフ時の走り出しも早く、乗ってからも安定しているのでクルーズするにはぴったりのボード。ボトムターンからトップターンの練習をしているようなユーザーであれば、思い切って短めのサイズをチョイスしても問題ないだろう。身長が同じくらいで、テイクオフから横に滑れる程度ならば5’5もしくは5’6がおすすめ。浮力もありテイクオフも早いのでレベルアップにはオススメです。
コンペでも使えるし、ファンサーフにも使えるマルチな一本であることには違いない。
様々なボードがあり、何を買えばいいか悩むサーファーにとって選択肢になる1本だと思う。是非興味があるサーファーはチェックしてみてほしい。実際にボードが見たい、触ってみたいというサーファーはLuvsurfで確認できるので足を運んでほしい。また、CRAZY POTATOを巧みに乗りこなす西井浩治氏の必見映像はコチラ↓
■ LOST CRAZY POTATO 詳細
https://www.luvsurf.co.jp/models/lost/crazy-potato/crazy-potato
