【児玉譲二さんインタビュー】大盛況のVISSLAアップサイクルコンテスト
以前なみある?で紹介し話題になった“VISSLAアップサイクルコンテスト2015”。
アップサイクルコンテストとは、自分の身の回りにある古い廃材をアップサイクルし、波に乗る為のクラフトを作って応募するコンテスト。
廃材となった発砲スチロールからサーフボードを作り上げ、全世界の応募者の中から2位という快挙を成し遂げた児玉譲二さん。
そんなクリエイターの児玉さんからインタビュー、そして会場の様子をお伝えいたします。
140人以上の応募者の中からトップ2になった、お気持ちは?
大変恐縮です。今は嬉しさ半分、悔しさ半分です。
Visslaアップサイクルコンテストに応募した理由や経緯を教えて下さい。
自分がやってることをサーフィンの歴史が長いアメリカの人達に見せてどんな反応があるのか感じてみたかった。
なぜ発砲スチロールを使用してサーフボードを作ろうと思ったのですか?
小学校の同級生と一緒に [また遊ぶ :replay] をテーマに 映像を作っていてその映像の企画の1発目でした。
このコンテストで入賞する自信はありましたか?
なかったです。
表彰されて何か変わった事を教えて下さい
より面白いものを作りたいと思いました。
発砲スチロールで作ったサーフボードと市販されているブランクスとのボードはどのように違いますか?
このボードはウレタンのブランクスより浮力があります。ウレタンに近くしたかったので ストリンガーを入れたり、クロスを多く巻き重さを出して制作したので、乗った時の感じは大きく差がありません。
もし欲しい方がいれば、手間がかかるので価格は高くなります。それよりも自分が作った普通のサーフボードが多くの人に感じて頂ければ幸いです。
発砲スチロールをボードに再利用してのボード作りできれば、環境改善などになりそうですが、どう思いますか?
アップサイクルできれば意識的に改善出来ると思います。それよりもゼロから作るDIYの楽しみのが強いです。
これからもアップサイクルはしていく予定ですか?今orこれから何かアップサイクルする計画があれば教えて下さい。
「また遊ぶ replay」の映像作りもしてきますのでskeat boardもしくは、snowboardで挑戦できればと計画しています。
土曜の夜、サンクレメンテで行われたギャラリーショー。会場にはファイナリスト達によるユニークな作品が展示され、多くの人が来場した。
ヤシや庭にある看板、スケートボードデッキ、プラスティックのバケツを使用して作ったハンドプレーン。
オレゴン州のコリン・フリン(左)の作品は、廃材のカーテン糸、木片そして合わせくぎを組み合わせて作ったパイポ。
サーフクラフトというよりは、アートワークと言っても過言ではない。
カードボードでもサーフボードはできるんです。作る上で最も難しいのはレールをしっかり作る事。
児玉さんを破り、見事オープンディビジョンを制したシドニー出身のデーン・ホワイトサイド(真ん中)。なんとこの作品はガラクタのドアを再利用して作ったアライア。
アンダー16のディビジョンを制したのは、イアン・アイリッシュ。賞品としてBrinkのアシンメトリー(形状が左右非対称)ボードを獲得した。
アンダー16の2位はダニー・リンクのハンドプレーン。500ドル相当のVissla買い物券をゲットした。
土曜の夜とあって会場にはギャラリーからあふれ出すほどの人が訪れた。「来年はもっと大きなギャラリースペースを用意しなくてはならないね。」と社長であるポール・ノード氏。
物が増えすぎてしまった今だからこそ、アップサイクルという考え方はますます注目が集まってくるだろう。今後も自由でクリエイティブ、前向きな考えのVisslaの動向には目が離せなくなりそうだ。
■ CREATORS&INNOVATORS UPCYCLE CONTEST 2015
https://www.vissla.com/creatorscontest/
■ VISSLA「ヴィスラ」
http://www.vissla.jp