Update:201601.05TueCategory : Namiaru? News

【VISSLA注目のクリエイター】 デリック・ディズニー

デリック・ディズニーはサンディエゴ出身の23歳。ニュージェネレーション サーファーの1人である彼は、韓国系アメリカ人の母をもつエキゾチックなルックスを持つ、異彩のサーファー。

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コンテストから離れ、自らシェープしたボードに乗り、様々なスポットに出没してはオーディエンスを魅了する。ロブ・マチャドやライアン・バーチと同じビーチで育ち、自分でシェープしたボードに乗り、新しい境地を開発している。彼のフィッシュでのパフォーマンスは、従来の概念を崩し、長めのシングルフィンやボンザーでのテストを繰り返している。

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デリックはサンディエゴのグロムとして育ち、多くのグロム達がそうである様に、NSSA に代表されるコンテストに出場してはトロフィーを集め、メディアやブランドからの注目を集める為に毎日サーフィンのスキルを磨いていた。

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7歳でサーフィンを始め、友達と競い合う事がとても普通の事だった訳だが、海で遊ぶ楽しみだったサーフィンを仕事としてやらなければ行けない事に疑問を感じ始めていたのが10代後半の頃だ。

カーディフで生まれエンシニータスで育った彼は、波の豊富なこのエリアが大好きだが、人も多くなり都会化している事に寂しさを感じていた事も影響していたのかもしれない。

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コンテストの為インドネシアやハワイなどにトリップを重ねるにつれ、この思いはますます強くなって行った様だ。

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結果として数年前にコンテストジャージと、尖ったノーズのトライフィンに別れを告げる事にした。

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旅をする目的はコンテストに出る為ではなく、良い波に乗る為。混雑を避けて、仲の良い友達と波をシェアしたり、新しい出会いを求める事に変わって行った。 

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カリフォルニアで育った子供達がみんなそうである様に、あらゆるスポーツ、つまりサッカー、野球、フットボールなどにも真剣に取り組み、サーフィンへのアプローチも同じ様に“競技”として行った結果、大きな壁に突き当たり、その壁を乗り越える手段がフリーサーフィンだったのかもしれない。

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フィッシュやシングルフィンに乗り換えた大きな理由は、単純にサーフィンを楽しみ直したかったから。シンプルなボードにはトライフィンでは感じられないフィーリングがあるのは解っていたのだ。その頃、一緒にコンテストを回っていて、仲の良い友達になっていたコルバン キャンベルが、働いていた会社を辞めて、新しいブランドの立ち上げに加わる事になった。
 
コルバンは東海岸出身だったので、西海岸が中心のプロコンテストに出る為、あるサーフブランドのレップをやっていたのだが、彼の関わるブランドがそれまでにありがちなサーフ、スケート&スノーではなく、100%サーフのブランドで、しかもコンテストに出る必要も無いという事でデリックには断る理由も無かった。 

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当時既に数本のシェープを経験し、グラッシング会社でサーフボードのラミネートの基本を学んでいたデリックにとって、VISSLAのCreator & Innovator への加入は大きな転機となった。試合に出る必要もなければ、会社でデスクに座る必要もない。好きな波に乗って、自分の削りたいボードを削り、良い波に乗る。友達のコルバンとはいつでも連絡を取り合う事が出来る環境に居て、ブランドの発展に自然体で付き合えば良いのだ。 

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VISSLA のメンバーになってから何が変わった?

何って、全部変わったよ!(笑) あの頃、デルマーの競馬場の上の方にある牧場で、ちょっとしたアルバイトをしてたんだけど、そこのオーナーがサーファーでさ。お前、シェープするんなら、そこにあるトレイラーを使っていいよ、って言われて。

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ガラクタのつまったトレーラーだったんだけど、友達と一緒に片つけて、シェープが出来る様に改造した。家賃はタダ!何本かフィッシュを削って、いろいろテストしてたら今度はシングル フィンに乗りたくなって。前から古いボードに乗るのは大好きだったから、シングルフィンのピンテールの良いテンプレットもすぐに手配できたし。調子良かったけど、最近は友達のライアン バーチのシェープに乗って、またフィッシュに戻って来ちゃった。 

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乗るボードも変わったけど、いまのライフスタイルはしびれるくらい最高さ!
タイミングもそうだけど、VISSLA の存在はいまの俺のスタイルと最高にマッチしてると思う。

ライアン・バーチとは一緒にサーフするの?

昔から地元の友達だからね。少し前にオーストラリアにも一緒に行ってたんだ。1ヶ月くらいかな。僕はあそこは始めてだったんだけど、楽しかったよ。向こうのホストをしてくれたのが、ブライス・ヤングだったから、それも最高だった。ブライスとライアンは素晴らしいサーファー達だし、いつも違うボードに乗ってああじゃない、こうじゃない、ってやってるからさ、俺も影響受けたよ。

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ブライスの親父さんはナット ヤングなんだしさ、兄貴はボーだろ? そんな血統のサーファーだから、素晴らしいサラブレッドなのさ、ブライスは。

ライアンはもう長い事、自分でシェープしたボードに乗ってて、いろんなところに旅をしては、行く先で地元のサーファー達に影響を与えてる。あいつは、どこへでもプレーナー1個持って行って、彼のシェープを欲しがる人がいるから、スポンサーに頼らなくても十分やって行けるくらいのレベルまでなってるんだよ、大したもんさ。

俺も頑張って、それくらいのシェイプが出来る様にならないと!

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今後もデリックは、VISSLA のメンバーとして、Creators & Innovators のムーブメントを引っ張って行く事になるのは間違い無いだろう。

Derrick and his Single from Jensen Young Sik on Vimeo.

■ VISSLA「ヴィスラ」
http://www.vissla.jp