「宮坂莉乙子」独占インタビュー!
宮坂莉乙子。
「JPSAランキングは6位から昨年は5位に上がりました。それについて思うことはありますか?」
昨年は一個上がって5位だったんですけど、今年はもちろんグランドチャンピオンを目指して頑張ろうと思っています。その中で今年、自分にとって一番大きなことは、車の免許が取れたことなんです。
実家から海まで連れて行ってもらっていたのですが、自分の好きな時に、平日は仕事をしているんですけど、土日に関しては自分の好きな時間に海に入って、練習ができるようになったことが大きな成果です。
今まではもう少し練習したいとか思っても、それができなかったんですけど、今は自分のペースで考えながら、時間配分ができます。サーフィンだけでなく生活含めて、自由に出来るようになりました。ただ、その分すべて自己責任でやらなければいけないわけですから。言い訳はできなくなりましたけど。
「トレーニングとかはしているのですか?」
あまりやっていないです。いや、全然、トレーニングというのはやっていません。自分は自然体なんですよね。海に入ってする練習がトレーニングと考えていますから。
それより、今回、まずは時間の管理をできるようにすること。計画を一日、一ヶ月と自分で一つ一つ決めて行動すること。自己管理ができるようになることが、当然、試合にも役立つと思っています。
「バリに板は何本持って来たのですか?クラマス用に大きい波用とかはあるんですか?」
今回は2本ですね。5’8”、5’9”です。二年前の鴨川で、波が大きかった時があるじゃないですか。あの時も実は5’7”で入っていたんです。それで滑れたので、大丈夫かなって思っていて。このいつも使っている2本あれば、どんな波も乗れますから。
「普段から心掛けていることはありますか?」
これも特にないですね。何も考えてないんですよー(笑)。本当に何でも自然なんです。なすがままですかね。
「では、海外については?日本でもWSLが開催されますけど、海外を廻るとか考えていますか?」
そうですね。今は海外に行くというのは考えていないです。兄弟(5人姉妹)たくさんいるので。まだ学生もいますから。なので、家族や生活もあるし、できる範囲で徐々にやっていければと思っています。
でも、今回、VolcomさんのTCT世界大会に日本代表で、アメリカに行けることになったんです。なので、いろんな人のサーフィンを見てみたいですね。スタイルとか興味あります。
「オリンピックについてはどう思っていますか?」
特に意識はしていないです。自分が出たいとかも、今はあまり無いです。ただ、オリンピック効果でサーフィンが広まるのは嬉しいですね。注目してもらって、このスポーツが一般の人に知ってもらえれば、もっと理解してもらえるかなって思います。
「サーフィンの魅力とはなんですか?」
自然の中でやるスポーツとしても素晴らしいんですけど、海外に対して縁があることですかね。海があればサーファーマインドが通じやすいじゃないですか。英語は全然、喋れないんですけど、サーフィンしていれば、なんとなく通じるところがありますよね。実際に話しかけてくれるし、コミュニケーションも取りやすい。サーフィンしていれば、海外へ行くチャンスも増えるし、友達が増えることもサーフィンの魅力の一つですね。