JPSA2016ショート最終戦は森と黒川のヤングパワー爆発!
【Surfing for all がんばろう日本!】JPSAジャパンプロサーフィンツアー2016ショートボード第8戦ブルーエコシステムプロ supported by 夢コーポレーションはファイナルデー。
Photo:JPSA/R.Uchiyama
雲は多いが晴れて、風は弱いサイドオフ。波は腹~胸くらいでコンディションは問題なし。
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2016年のツアー最終戦。昨日Women’sのグランドチャンピオンは決まったが、Men’sは今日決定する!
7:30にMen’sR8H1からスタート。仲村拓久未、辻裕次郎、大橋海人、脇田地の東西対決から。このヒートグラチャン経験者二人クレジット、大橋と辻がQFに進んだ。
Takumi Nakamura.Photo:JPSA/R.Uchiyama
Taichi Wakita.Photo:JPSA/R.Uchiyama
H2は大注目のヒート。カレントリーダーの加藤嵐が登場。ここで加藤がQFへ進むと今年度のグランドチャンピオンが決定するヒートになる。ヒートは稲葉玲王、喜納海人、田中樹を交えて超クロスヒートとなりラストのライディングまでわからない状況となり、加藤はラストライディングで8.15を出すが届かずなんと敗退。喜納と稲葉がQFへ進み、加藤の自力優勝が消えてしまった。
Arashi Kato.Photo:JPSA/R.Uchiyama
Izuki Tanaka.Photo:JPSA/R.Uchiyama
H3は森友二、西修司、高梨直人、田中英義。西と田中は優勝すればグランドチャンピオンを獲れる可能性があるなかで、田中と森がラウンドアップし、田中はグラチャンに望みをつないだ。
Naoto Takanashi.Photo:JPSA/R.Uchiyama
Shuji Nishi.Photo:JPSA/R.Uchiyama
H4は高橋健人、安井拓海、大原洋人、西優司。ここは堅く大原とアップカマーの西がQFへ。
Kento Takahashi.Photo:JPSA/R.Uchiyama
Hiroto Oohara.Photo:JPSA/R.Uchiyama
Takumi Yasui.Photo:JPSA/R.Uchiyama
Women’sはQFになり、H1は須田那月、高橋みなと、都筑有夢路、西元萌。ここはNAMIARU? SHRED CREWの須田に1位通過となって欲しいところだが、都筑と西元のニューパワーがラウンドアップした。
Natsuki Suda.Photo:JPSA/R.Uchiyama
Natsuki Suda.Photo:JPSA/R.Uchiyama
Minato Takahashi.Photo:JPSA/R.Uchiyama
H2は田代凪沙、野呂玲花、庵原美穂、黒川日菜子のグランドチャンピオン経験者2人がいるヒート。NAMIARU? SHRED CREWの田代に頑張って欲しいが、野呂と黒川がSFに駒を進め、グラチャン経験者が敗れる結果となった。
Nagisa Tashiro.Photo:JPSA/R.Uchiyama
Miho Ihara.Photo:JPSA/R.Uchiyama
試合はMen’sのQFに突入。このヒートからマンオンマンになる。大橋海人と稲葉玲王。グーフィー同士の両者のハイレベルな戦いはグッド、エクセレントのライディングの応酬で大橋が最後攻めるが9.75を出している稲葉がSFに駒を進めた。
Kaito Oohashi.Photo:JPSA/R.Uchiyama
Kaito Oohashi.Photo:JPSA/R.Uchiyama
H2は田中英義と西優司のベテランとヤングの戦い。ホーム田中はグラチャンもかかっているので絶対に負けられないが、後半に7.25、7.35を続けて出し貫禄で田中がSFへ進んだ。
Yuji Nishi.Photo:JPSA/R.Uchiyama
H3は辻裕次郎と喜納海人。喜納はファーストライドでエアーを決め7.00をマークしリードするが、辻も得意のストレイトアップを入れて2本目に7.00を出し追撃。しかし、喜納は3本目にやはりエアーを入れて8.75で突き放しSFへ。
Yujiro Tsuji.Photo:JPSA/R.Uchiyama
H4は森友二と大原洋人。森はトライアルから出ているので、これで13ヒート目という。ヒートは大原が積極的に波に乗り、森がじっくり波を選ぶ展開。森が4本目と5本目に6.75と6.85をマークし逆転。大原も6本目に7.25を出し追いかけるがラストウェイブも6.15と届かず、なんと森の大番狂わせと言えるSF進出が決まった。
Hiroto Oohara.Photo:JPSA/R.Uchiyama
Women’sはSFへ。都筑有夢路と黒川日菜子の対戦。都筑はトライアルから勝ち上がった選手。若い二人の対戦は黒川が8本目に5.50を出し逆転しそのまま逃げ切った。都筑の快進撃はここで終了となった。
Amuro Tsuzuki.Photo:JPSA/R.Uchiyama
H2は西元萌と野呂玲花の対戦。西元の1本目は6.50、野呂は7.00と互角なスタート。その後2本目がキーとなり5.50を出した西元がSF進出となった。
Reika Noro.Photo:JPSA/R.Uchiyama
Men’sのSFH1は稲葉玲王と田中英義の戦い。序盤で8.25と8.75を出した稲葉が終始リードし、田中が追う形に。田中も3本目、4本目に8.90と7.50を出し追撃するもプライオリティーを持っているがラスト1本が来ないまま終了ホーンが鳴り稲葉のファイナル進出が決まったと同時に、2016年シーズンのグランドチャンピオンが加藤嵐に決定した。
Hideyoshi Tanaka.Photo:JPSA/R.Uchiyama
Hideyoshi Tanaka.Photo:JPSA/R.Uchiyama
H2は喜納海人と森友二。派手なパフォーマンスの喜納と若いのに試合巧者の森。喜納が本数を乗り序盤はリードするが中盤に森が1本目に乗り8.50を出し2本目に2.90で逆転。3本目に5.90を出し差を広げここで残り時間3分。結局逆転に波は来ずそのまま森がトライアルから勝ち上がりファイナルへ進んだ。
Kaito Kinou.Photo:JPSA/R.Uchiyama
Women’sのファイナルヒートは、黒川日菜子と西元萌。オープニングウェーブは黒川で7.65のグッドスコアを出し2本目も4.50で一歩リードする。その後は少し膠着状態となる。西元も4本目に6.00を出し追撃するが、黒川が7本目に7.00を出しで突き放しそのまま終了のホーンが鳴り黒川の初優勝が決まった!おめでとう!
Emiri Nishimoto.Photo:JPSA/R.Uchiyama
Hinako Kurokawa.Photo:JPSA/R.Uchiyama
Photo:JPSA/R.Uchiyama
Men’sのファイナリストは稲葉玲王と森友二。森はこの大会なんと15ヒート目。序盤は稲葉が5.90を出してリードするが、森が4本目に6.75で追撃。疲れ知らずの若干16歳の挑戦者はこの後積極的に波に乗り、7本目に6.40を出して逆転。その後稲葉も6点台を2本マークし追撃するが、逆転できる1本がない。その後も森はマキシマムウェーブ近い11本に乗り勢いそのままで終了!トライアルから勝ち上がったアマチュア森が観衆の度肝を抜く優勝を飾り2016年のツアーが全て終了した。おめでとう!
Reo Inaba.Photo:JPSA/R.Uchiyama
Yuji Mori.Photo:JPSA/R.Uchiyama
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今年はMen’sもWomen’sも新しい力を感じる1年になった気がする。
会場でNAMIARU? SHRED CREWの谷口絵里菜プロに久しぶりに会った。グラチャン経験のある絵里菜プロは今シーズン怪我のためツアーには不出場だったが、ポツリとひと言。「ホンマ、ええ時期に抜けたな〜」
しかし、怪我も良くなったので来年はまたツアーに復帰したいとも話しをしてくれた。その理由は「あのパワーと対戦してみたい。」と。ベテランから見てもとても刺激を受けるヤングパワーに来年も目を離せない。
早くも2017年シーズンが楽しみになってきた!!
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Men’s
優勝:森友ニ
2位:稲葉玲王
3位:田中英義、喜納海人
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Women’s
優勝:黒川日菜子
2位:西元エミリ
3位:都筑有夢路、野呂玲花
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敢闘賞
男子:大橋海人
女子:高橋みなと
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2016年度ROOKIE OF THE YEAR
男子:脇田泰地
女子:鈴木姫七
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2016年度GRAND CHAMPION
男子:加藤嵐
女子:川合美乃里