【JPSA2017ロングボード開幕戦】最高の波に恵まれたファイナルデー。 塚本将也と植村未来が優勝!
4/8~4/10までバリ島クラマスではJPSA2017ロングボード「GARUDA インドネシア /旅工房 ムラサキプロ supported by 東京横丁六本木」が開催された。
最高の波に恵まれたファイナルデー。
頭〜ダブルオーバーヘッドの形良いセットがコンスタントにブレイクする中、男子はQF、女子はSFから全てのヒートが行われた。
形の良い波ではボトムやレールの使い方が勝ち上がるための鍵になってくる。
クラマスの際どいファーストピークでどれだけアプローチできたかが高得点を出すのに重要だ。
メンズベスト16の強者達を破り勝ち進んだファイナリストは塚本将也、堀井哲、尾頭信弘、浜瀬海。
ファイナルは25分ヒートで行われた。
オープン二ングはSFでエクセレントスコア勝ち上がりを見せた堀井のライディング。
尾頭は持ち前の深いボトムターンからクリティカルなセクションへ当て込むライディングで6pt。その後もバックアップをアベレージで揃え11.75ptと大きくリード。
塚本はオープ二ングから8.25ptのエクセレントスコアを出しかなり優位なポジションに。
TR1から勝ち進んできた若手のアップカマー浜瀬も7ptを出し応戦。
尾頭が試合をリードするも、早くポイントを稼ぎその差を広げたい。
まずは浜瀬がアベレージで揃え逆転に成功。
シーソーバトルが繰り広げられる中、
塚本はバックアップを7点台で揃え大きく試合をリード。
堀井も早く点数を稼ぎたい。
しかし、塚本は最後にプライオリティーをうまくコントロールしそのまま試合終了。
弱冠18歳という若さで初優勝を飾った塚本。オメデトウ!
「今年はグラチャンを狙いたい!」と宣言。この後の活躍が楽しみだ。
ウィメンズ8強から勝ち進んだファイナリストは植村未来,吉川広夏,鈴木由貴,田岡なつみ
これまで順調に勝ち進んできた植村だがオープニングからなかなか波と歩調が合わせられない。
皆、良い波を見つけるのに苦戦する中、ノーズを武器に吉川がうまくインサイドまで乗り繋ぎ6.5ptのグッドポイントでリードする。
田岡もインサイドまでしっかり乗り繋ぎ7.0ptと応戦。
鈴木は長いノーズからの4.75pt、そしてバックアップを揃えるも1位のポディションには届かない。
その間に植村はマニューバーで繋ぎ5.5pt、そして7.35ptを揃え大きくリードを広げる。
田岡はディフェンディングチャンピオンの意地を見せ果敢に攻めるが一歩及ばず。
さらに植村はレールターンを武器にエクセレントスコアの8.25ptを叩き出し試合を大きくリード。
皆必死で追いかけるもその差縮まらず、そのまま試合が終了。
産後3年ぶりに復活し、クラマスの開幕戦で見事優勝を飾った植村。
「ママになって優勝したかった。皆さんありがとうございます。」とコメント。今期は全ツアーをまわる予定だ。今後の動向に目が離せなくなりそうだ。
クラマスのファーストピークは掘れ上がりロングボードはショートボードよりも刺さりやすく難しい。
しかし流石はファイナルデーに残った選手達。波のパワーをうまく利用したライディングで大いに会場を盛り上げてくれた。
ゼッケンにサインをするファイリストの選手達。普段はロングボードをやる事が難しいクラマスポイント。そこを舞台に最高の波で戰い、表彰された事はとても嬉しそうだ。
日本のコンテストシーンではなかなか見る事のできないリーフブレイク。やはり海外戦ならではの醍醐味なのだろう。
これもひとえにスポンサー様やバリサーフィンアソシエーション、そしてスタッフ関係者など様々な人のサポートがあってこそ開催された大会なのだ。
■JPSA2017ロングボード開幕戦結果
Men’s
優勝:塚本将也
2位:尾頭信弘
3位:浜瀬海
4位:堀井哲
Women’s
優勝:植村未来
2位:田岡なつみ
3位:吉川広夏
4位:鈴木由貴
4/10〜14までショートボードの開幕戦が開催されます。この後も白熱したバトルの模様もレポートしていくのでお楽しみに!
■LIVE配信ページ
http://www.namiaru.tv/live/jpsa/