Update:201704.14FriCategory : BLUERマガジン

BLUERが目指していること。





「BLUER」とはなにか、と聞かれれば、「アウトドア媒体」であり「プロダクトブランド」と答えることにしている。

究極的には、アウトドア用品のテントやギアが作りたいわけでもないし、アパレルメーカーになりたいわけでもなくて、新しい「媒介」になりたいと考えている。つまり、その未知の体験へと誘導するための「仲介者」。

2014年に本格始動した「BLUER」の定義は『今までにない「自然と遊ぶライフスタイル」媒体』。

サーフィンとか、スケートとか、キャンプとか、スノーボードなどを題材にするけれど、特化したコアな方のためのHOW TOを指南することはしない。
BLUERは「何か新しい感覚・価値」「心地よい雰囲気だが、芯のあるもの」と解釈してもらってもいい。

自然の遊びはとても健康的だから、日本国民みんなが、もっと外遊び上手になって楽しめば、健康になる、という考えが根底にあり、
「BLUER」ができることは、その手の巨匠やプロたちの力を借りて形にすること。

形にした「未知」を、まったく経験したことのない人に『体験』してもらう。
おそらく体験される方の日常は、「喧騒(けんそう)」だったり「ストレス」だったり
また何気ないルーティーンだったりすると思う。そんな日常に「未知」を提供する。
書き添えるなら、田舎に住む人の生活は、それこそ表層的なレジャー感覚ではなく究極的なアウトドアだと知っている。
自然と向き合っているから、簡単に自然志向とか、アウトドアを追求、なんてことも言いたくないのだ。

「BLUER」は仲介者として「プロダクト作り」を行っている。

サーフィンや海遊びに便利なトランクスだから機能性を追求する。しかしお父さんが子供たちと海で遊ぶなら「BLUERトランクス」を選んでもらう。
そしていつか「あの派手なシマシマのパンツ」と思い出してもらう。
サーフィンをはじめるときや、日常的サーフィンライフを「BLUERトランクス」がメモリーの一助になればいい。
だから「BLUER」が作る製品は、その時に100%のパフォーマンスを発揮する機能がなければいけないし、メモリーに残る設計を考える。
同時にデザイン的に脳裏に記憶される商品になる。完全にナチュラルで生成り色の、自然な色ではなくメモリーに残すために、BLUERらしい、ちょっとエッジーな=忘れられないカラーやセンスを入れ込む。

そしてもう1つ。BLUERはハンバーガーを作った。リアルな「ハンバーガーショップ」を経営したいわけではない。
BLUERは『今までにない「自然と遊ぶライフスタイル」媒体』としてコミュニケーションツールを作りたかった。

キャンプ場やみんなの集まる場所で、美味しいバンズを軽く焼いて、野菜を挟んで食べること。

重要なのは「自分で、みんなで挟む」。ハンバーガーはみんなが交流するためのツール。オプション具材はご自由に。
その交流でメモリーやキズナが生まれればいい。思い出を鮮明にするため、バンズをベリー果肉のピンク色とした。

そして今後は、未知の自然を知るための輸送サービスを提案したいと考えている。

海に遊びに行きたいが手段がわからない。絶景を見に行きたいが、何処に行けばいいかわからない。
そんな「未知」を、経験したことのない人に『体験』してもらうことが使命だ。

BLUERは固定した店舗や場所にこだわらない。根っこには、テクノロジーを活用して新しい「自然と遊ぶライフスタイル」を提案する、つかみどころのないクラウディで、多くの人と交流できる裾野の広い存在で有り続けたいということ。

むしろ難しい考え方かもしれない。
理解できないかもしれない。

だがきっとBLUERの「商品」や「サービス」を知り、経験していただければ、なんだか不思議な感覚を感じとるはず。

BLUERは『今までにない「自然と遊ぶライフスタイル」媒体』を目指し、固定概念にとらわれない活動を続けていく。