Update:201706.01ThuCategory : Namiaru? News

SHRED CREW新井洋人”偉大なる小さな一歩”独占インタビュー!

先日千葉県一宮で開催されていた、QS6,000 Ichinomiya Chiba Openで日本人最高位5位に入賞したNAMIARU? SHRED CREW新井洋人プロが鎌倉オフィスに顔を出してくれました。

そこで、久しぶりに洋人君にインタビュー。

なみある?(以下N):QS6,000日本人最高位の5位、まずはおめでとう!
洋人(以下H):ありがとうございます!

 

N:ヒートが進むごとに調子を上げているように見えたけど?
H:2週間前に板のディメンションを変えてみたんです。少し長くして、厚みも少し持たせてみた。それが調子良かった。
今回は波のサイクルが合う人と合わない人が極端にあって、波を待ち過ぎちゃうと良くないように思えたので乗って、乗っていこうと判断したら上手くはまった感じ。小さい波でも8点とかは出ないけど6点、7点くらいの点数が出ていた。でもヒート後半になると小さい波では点数が出ないと思い、まずは前半に小さめの波でも行って点数を出してプレッシャーを与えたほうが有利にヒートを進められた感じです。

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N:今回の志田下は波も小さめでわかりづらく難しくなかった?
H:ヒートによってですけど、難しいヒートは凄く難しいかったですね。
乗ってみないとわかんないという状況が何回かあった。2週間くらい前から試合会場でサーフィンはしていたので、いつもよりは乗れていたかな?笑
実は志田下は凄く苦手なんですよ。笑 波がつかみ辛くわかり辛いので苦手ですね。
でも砂を入れたみたいで、いつもの志田下っぽくはない感じを受けた。いつもの堤防の脇から乗る感じではなくて・・・あの堤防の脇から乗るのも難しくて苦手なんです。だからやった!って感じでした。

 

N:ラウンド3で戦ったNat Youngなんかも全然波を捕まえられてなかったよね?
H:あのヒートは特にどれを乗って良いかわからなかった。とりあえず乗ってみようって感じで、数多く乗ったヒートでしたね。

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N:QFの相手はラウンド3でも当たったよね?
H:いや、ラウンド1でも当たっていて、QFで3回目だったんですよ。前の2ヒートは抑えていたんです。最後、俺がプライオリティーを持っていたんですよ。でも、セットを乗られちゃって・・・

 

N:あのとき波をスルーしとけば・・・
H:いや〜波が2本来ていて・・・でも岸からはわかったらしいんですけど、俺からは奥の波が見えなかったんです。オニーとパドルバトルして戻った直後に波が来ていたんだけど、良く見えていなくて手前の波は小さめだったけど、結構当てれそうと思って・・・。
オニーに乗られたらイヤだなと思って乗ったから・・・。
そうしたら裏から大きめのが来ていて乗られちゃった感じですね。

 

N:でも次につながる試合だったね。
H:そですね、良い経験になりました。シーズン始まったばかりですけどね。笑
でも、6,000では自己最高位なんです。去年のアドレスの17位が最高位だったけど、今回5位だったので結果が出てちょっとホッとした感じで幸先良い感じで良いですね。

 

N:ランキングは一気に上がって21位になったけど?
H:まだ、ここからですね。
まだ今年プライムを1回もやっていないので、プライムで順位は相当ひっくり返るから、1回プライムをやらないとですね。

とりあえずは次の南アフリカで結果を出さないといけないけど、今回のポイントは良いポイントになるし、今回以外のポイントが少ないから次にポイントを稼げば上に行ける確率は高いですよね。でもまだまだ前半戦だから。
南アフリカでは1,000、3,000と10,000の3大会あって、そこでポイントを稼ぎたいですね。

 

N:南アフリカでは過去に試合に出たことはあるの?
H:10,000のバリットには出たことがあります。

 

N:どんな波なの?
H:ビーチブレイクなんですけど、岩と岩に挟まれていて、バックウォッシュが入る感じで、ごついショアブレイクみたいな感じで難しいですね。

 

N:今シーズン少し体重を増やしていたでしょ。体格的に少し大きくなった?
H:体重は増えたり、減ったりなんですよ。少し大きくするトレーニングをしているのですが、まだ安定していない感じですね。試合前はやはり食事量が減るんでちょっと落ちちゃいますね。

 

N:トレーニングもシーズンインしちゃうとあまりハードにできないしね?
H:そうですね、それにトレーニングしてデカくしようとしても、一度増量してからでないと大きくならないので難しいですよね。ちょっとずつ行ければ良いかな。って感じです。
でも、コンディションは凄く良いですね、今。これをキープできれば良いのですが、それが難しいんですよね。

 

N:先ほど板のディメンションを変えたと言っていたけど板はシーズン中にも調整しているの?
H:はい、していますね。それが今回良い結果につながった。

 

N:今回板のスペックをどのくらい変えたの?
H:長さは5’7”から5’7”ハーフに。

 

N:そのハーフで違うの?
H:違いますね。幅は18・1/8と一緒で、厚みを2・1/8から2・3/16にしたんです。
ほんのちょっとなんですけどね。でも乗った感じは全然違います。
板が変わるとライン取りとかも変わるし、見える波も変わるし、板のディメンションを変えるのはステップアップするのに凄く良いですよね。

 

N:もう少し具体的に教えて。
H:板が長くなる分ターンが延びるから、その分セクションを1個超えられて先に行ける感じ。
細かいターンができない分ターンが延びてスピード感が出る。幅を広げると回転性は良くなるけど反応は鈍くなるからレール入れて体重を落として大きいサーフィンをイメージしないと上手く乗れない。幅を狭くすればクイックに動くとかかな。
スペック的にはほんのちょっとですけど、感覚的にはだいぶ違うことを最近は凄く感じる。サーフィンも違うラインとか、違うイメージができるから面白く練習自体が楽しいですね。

 

N:フィンのセッティングは?
H:まずは、フィンは通常のセッティングで乗ります。そして、ちょっと抜けちゃうなと思えば大きくしたり、ベースをワイドにしたり、重いなって感じたら小さいフィンにして、その板に合うフィンを見つける感じですかね。微妙ですね。
シーズン中は新しい板もドンドンくるけど、調整が難しいから大変ですよね。

 

N:では、調整等もあるので試合会場へ早めに入るのは需要?
H:そうですね、早めに入り実際の波の感じをつかめるのは良いですよね。でもそれは日本の場合かな。海外だと早めに入るのがストレスになるときもあるから。逆に課題として順応速度を早くしなくてはいけないんですよね。時差とかにも。

 

N:次は6月の南アフリカと言っていたけど、まず順応だね。笑
H:そですね。で、帰ってくるのは湘南オープンの時ですね。湘南オープンはディフェンディングチャンピオンなので楽しみです。相性も良いし。

 

N:昨年のファイナルは大野修聖くんとだったよね。今年もそうなると大野くんがなみある?のクルーになったからチームメートで対決だね。
H:そですね、熱いヒートになりますね!

 

N:楽しみにしていますね!
H:はい!自分も楽しみです!

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翼をさずけられた男、新井洋人。

今後、さらなる飛躍が楽しみな洋人くん。
Go! HIROTO!