【JPSA2017ロングボード最終戦】グランドチャンピオン争いの行方は?Day1レポート
9月30日(土)~10月1日(日)、神奈川県茅ケ崎市パークではJPSAジャパンプロサーフィンツアー2017 ロングボード最終戦「クリオマンション 茅ヶ崎ロングボードプロ」が開催されている。
いよいよ、今年も残すところあと1戦となったロングボードツアー。
天候は晴れ時々曇り、波のサイズはセット膝・モモと非常に厳しいコンディションではあるが、男子はR1〜R3、女子はR1〜R2までの全27ヒートが行われた。
パワーのない小波でも、僅かなセクションで技に繋げスコアをメイクするのは流石プロサーファー。
波のサイズ関係なしにハイレベルな当て込みをみせる浜瀬海。R1から他を寄せ付けない強さでR4へ勝ち上がった。
小山みなみはこのコンディションでも、ノーズからインサイドセクションへとしっかりと当て込み、6ptをメイク。本日も女子のトータル最高点9.0ptを出して明日のヒートへと駒を進めた。
フラットに近い波でのヒートは、残り時間がわずかで逆転劇が生まれた。
2011年グランドチャンピオン経験のある小熊明美は、終了間際、長めのノーズライディングをメイクして逆転に成功。勝利への執念が身を結び明日のR3へと駒を進めた。
茅ヶ崎をホームポイントとする田沼には多くのギャラリーが集まった。
終了直前まで3位に追い込まれていたが、最後の波で際どいセクションのノーズから最後のリエントリーを決め6.9ptのグッドスコアをメイク。
トータル11.40ptと男子の最高得点を叩き出してR4へ勝ち上がった。この勝利は今日1番の盛り上がりを見せた。
スタイリッシュなサーフィンを見せる中山 祐樹もR4へ。
最終戦で気になるのはグランドチャンピオン争いの行方だ。
今年プロになったばかりのルーキー浜瀬海と小山みなみの2人がグランドチャンピオン争いの渦中にいるのも見逃せない。
現在の女子ランキングは
田岡なつみ(6660pt)
吉川広夏(5460pt)
菅谷裕美(5010pt)
鈴木由貴(4920pt)
小山みなみ(4900pt)の順。
全5戦中の4戦の合計で争われるグランドチャンピオン。
田岡が圧倒的なリードで独走しているグラチャン争い。これに太刀打ちできるのは小山みなみのただ1人だけ。
小山がタイトルを獲るには、この試合を優勝(2000pt獲得)するしか道は残されていない。
カレントリーダー田岡はマリブの世界戦から急遽この試合のために帰国して、明日ヒートに臨む。7年間のプロ人生の集大成として初のグランドチャンピオンを目指す!
小山が優勝しても田岡が2位以上(1720pt以上)ならば田岡に軍パイが上がる。
プロになってからの全3戦ファイナル進出を果たしているルーキー小山も優勝するポテンシャルは十分にあるだろう。
男子のトップ5は下記の通り
浜瀬 海 6030pt (4920+1110)
塚本 将也 5860pt (5060+800)
森大騎 5440pt (4440+1000)
堀井哲 5390pt (4280+1110)
秋本祥平 5010pt (3900+1110)
浜瀬がタイトルを獲得するためには、塚本を上回る結果である事が条件。
塚本は9位以上(1000pt以上)、森は2位以上(1720pt以上)そして、堀は優勝(2000pt)がチャンピオンになるための最低条件だ。
果たしてグランドチャンピオン争いの行方は!?茅ヶ崎の勝利の女神は誰に微笑むのか?
ロングボード最終戦はラストまで目が離せない。
ファイナルデーの選手集合は朝6時。
明日も白熱したバトルをライブ配信していくのでお楽しみに!
Writer & Editor:So Sugaya
■ライブ配信ページはこちら↓
http://www.namiaru.tv/live/jpsa/