Update:201710.16MonCategory : Namiaru? News

JPSA2017ショートボード第7戦ファイナルデー

JPSA2017ショートボード第7戦 CHIBA ICHINOMIYA PRO supported by 湾岸画廊は本日ファイナルデー。
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波は腰~胸くらい風はオフショア~サイド、潮が少なく水が少ないややワイドな波が多く難しいコンディション。
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選手に聞いてもいかに2マニューバー入れるかが鍵のようだ。

8:00にウィメンズのQFからスタート!

ヒート1は川合美乃里、橋本恋、武知実波、鈴木姫七の4人。
このヒートが始まった時に今年度のウィメンズのグランドチャンピオン決定が発表された!
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西元梨乃ジュリ選手、おめでとう!
積極的に乗る橋本だが思うように点数が伸びず、波を選び確実に点数を出す川合が終始リードして終盤へ。武知と鈴木もなかなか良い波をキャッチできず伸び悩む。そしてラストで粘りを見せた橋本が6.25を出し1位でラウンドアップした。
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ヒート2は黒川日菜子、高橋みなと、渡辺愛、西元萌エミリ。西元が2本目に6.00を出しリードすると、黒川も4.00を2本まとめ追うが西元が4本目に3.25を出し突き放し1位でラウンドアップ黒川が2位に入った。
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セミファイナルは橋本恋と黒川日菜子、川合美乃里と西元萌エミリの対戦となった。

続いてメンズのQFに突入。マンオンマンでヒート1は加藤嵐と西慶司郎の対戦。
西がオープニングライドをしフロントサイドへ3マニューバーを入れ5.25をマーク。続いて加藤が4.55を出してほぼ互角のスタート。続いて加藤が2本目に乗り2.65でリードする。西が2本目にセットを掴み1マニューバー入れ2マニューバー目が前に出れず3.10でトップに出るが、すぐに加藤がサイズのある波できわどいセクションにマニューバーを入れ5.10で再び逆転。ここで残り3分。加藤はこのヒートを勝ち上がると今年度のグランドチャンピオンが決定する!西も粘り4.20を出し追いすがるが残り1分。ここで西が4.80を出し逆転。加藤のニードは4.96となり終了のホーン。加藤のラストライドは1マニューバーで逆転できず西のラウンドアップが決まった!
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グラチャンの行方は田中英義が握ることになった!

ヒート2は安井拓海と村上舜の対戦。1、2本目に6.75と6.15を出し試合をリードする村上を追う安井。本数乗り5.75を出し追いすがる安井は最後までビッグスコアが出ず村上が逃げ切る形でラウンドアップした。
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ヒート3は塚本勇太と大原洋人。塚本がヒート開始から積極的に波に乗り3点台を連発し試合をリードするが、大原が4本目に1マニューバーのエアーを入れ4.50で追撃。ニード3.15にして5本目に2マニューバーの3.70を出し逆転。しかし、塚本も粘り本目に2マニューバーの5.15を出し再逆転。そこで残り1分。ここで大原の前に波が入りテイクオフ。ニード4.61でフィンを抜く2マニューバーを入れて6.25を出し逆転でラウンドアップした!
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ヒート4は松岡慧斗と田中英義。松岡の1本目は良い波に見えたがリーシュが絡まったようで思うようなライディングができず1.00。田中が2.40と4.50を出して序盤をリードするが動きが少し硬いようだ。その後も松岡が波に乗るが3点台と伸びず田中がラウンドアップ。このヒートはかなり波が難しいコンディションとなっていたようだ。
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試合はウィメンズのセミファイナルへ。
ヒート1は橋本恋と黒川日菜子。両者とも難しい波に手こずり点数が伸びず、橋本が4本目に5.93をマークし飛び出し左側のグーフィーに的を絞り点数を伸ばす。そして7本目に4.50を出して決定的にし橋本のファイナル進出が決まった。
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ヒート2は川合美乃里と西元萌エミリ。前半は西元が積極的に波に乗りリードするが、ここをホームにしている川合はゆっくりと良い波を選んでいるようだ。半分を経過し、川合のニードは3.77で3本目に4.67を出しトップへ。残り5分でヒートはこう着状態へ。ここで川合がバックアップスコアを伸ばす3.60を出し突き放してヒート終了。
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この結果、ファイナリストは橋本恋と川合美乃里となった。

メンズはセミファイナルへ突入。
ヒート1は西慶司郎と村上舜。オープニングライドは西が乗るが波のコブを拾ってしまって点数は2.50と伸びなかったが、2本目に5.83を出しリード。村上も 西がそのまま逃げ切りファイナルへの切符を手にした。
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ヒート2は大原洋人と田中英義。両者右と左に大きく分かれポジションを取り、田中が1本目に5.67を出し、大原が1本目に5.00を出し互角のスタート。しかし、大原が3本目に9.93のエクセレントを出し一気に差をつける。結局田中は3本の波にしか乗れず大原のファイナル進出が決まった。
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これにより2017年度のメンズグランドチャンピオンは加藤嵐に決定!2年連続のグラチャンとなった!おめでとう!
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メンズのファイナルは今大会絶好調の西慶司郎と大原洋人となった。

まずはウィメンズファイナルスタート。ファイナリストは橋本恋と川合美乃里。選手紹介の時を見ると若干川合に硬さが見られ橋本はリラックスしている模様。オープニングライドは川合だが1.20で続いて橋本が乗るが波にポテンシャルが無くすぐプルアウトの1.87。橋本はヒート前に「どの波に乗ればいいのかわからん」と先輩の谷口絵里菜に言っていたが前のヒートで狙っていたグーフィーで2本目に4.73を出しリードする。やはり動きは橋本の方が柔らかい。しかし、ここの波を知る川合はポテンシャルのある波を探しライドし4.40を出すが、橋本も6本目に4.27を出しバックアップスコアを伸ばし終了のホーンが鳴り橋本の優勝が決まった!
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そして、メンズのファイナルスタート。ファイナリストは西慶司郎と大原洋人。
ファイナルが始まる頃には風が強まりまとまりのないコンディションになってきた。
オープニングウェイブは大原が乗り驚異的なスピードで走りマニューバーを入れるがインコンプリートで1.50。2本目に大原は5.73、3本目に3.50を出しリード。大原がバックアップスコアを4.33出し差を広げるが、ここで西がフロントサイドのタイトなセクションへ深い3マニューバーを入れ7.33のスコアを出し逆転!さらに西が4本目に5.60をマークして大原のニードは7.21となる。大原は5本目に6.77で差を詰めラスト1本のライドに会場中が固唾を飲んで見守る中、最後の波が来ないまま終了のホーンが鳴り、西のJPSA初勝利が決定した!
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西はヒート前に優勝してその賞金でカリフォルニアへ行きたいと話していた。海から上がってくる時、「ビッグマネー!」と叫びながら上がってくるのを見て微笑ましく思ったのは私だけではないだろう。正に有言実行の男、西慶司郎!

結果
メンズ
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優勝:西慶司郎、2位:大原ヒロト、3位:田中英義・村上舜

ウィメンズ
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優勝:橋本恋、2位:川合美乃里、3位:西元萌エミリ・黒川日菜子

敢闘賞
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安井拓海、渡辺愛

今シーズンのショートボードツアーは残り仙台での1戦になった。
なみある?の週間予想やLOLAデータを見ると波は問題なくありそうだ。今年ラストの熱いヒートに期待しよう!

JPSA2017ショートボード第8戦 ブルーエコシステム presents 仙台プロは今週10月19日~22日に宮城県仙台新港で開催予定です。仙台新港での大会は震災後初となります。是非、足を運んで最高のパフォーマンスを観戦してください。