【JPSA2017ロング第4戦 ALL JAPAN PRO鵠沼】浜瀬海が初優勝!吉川広夏は今季2勝目
9/9(土)~10(日)まで神奈川県藤沢市鵠沼海岸ではJPSA2017ロングボード第4戦「Tickety ALL JAPAN PRO 鵠沼」が開催された。
ファイナルデーはサイズダウンして波は膝~ももの厳しいコンディションの中、メンズはR4からウィメンズはSFから全18ヒートが行われた。
パワーのない小波でも選手達は個々にスタイルあるライディングを披露し、グッドスコアをマークするハイレベルな試合が繰り広げられた。
そんな中、ファイナルまで勝ち上がったのは、浜瀬海、畑雄二、櫻岡甲太、塚本将也の4名。
オープニングから浜瀬がハング5とリエントリーで波をしっかりメイク。優位な状況を作り出して試合をリード。
さらに終盤にかけ6.3ptマーク。他を引き離し圧巻の演技で初優勝を飾った。
今回の優勝でツアーランキングが一気にトップへと躍り出た!
塚本はファイナルで浜瀬に必死で食らいついていた。どんな波でも逆転しようという気迫が伝わってきたが今大会は2位。この成績でランキングは2位にジャンプアップ。
畑はポテンシャルある波を見つけられず3位でフィニッシュ。この成績によりランキングが6位に。
櫻岡は4位。小波のプアコンディションでは持ち前の良さが引き出されなかった。
女子のファイナリスと吉川広夏、田岡なつみ、小山みなみ、小熊明美。
先制攻撃を仕掛けた田岡が序盤から早くも2本のスコアを揃え試合をリード。
持ち前のノーズライディングを武器にアベレージスコアを揃えて2位につける吉川。
前半はスコアに繋げられなかった小山だが、終盤にかけ5ptマークし追い上げる。
2011年にグラチャンを経験しているベテラン小熊だが、なかなスコアに繋げる波を見つけられない。
さらにリードを広げたい田岡。
しかし、昨年度チャンピオンの吉川は終了間際、ハング5から10、そしてインサイドブレイクもアプローチし6.75ptを叩き出して逆転に成功。
今季2度目の優勝を果たした。
JPSA2017ロングボード第4戦「Tickety ALL JAPAN PRO 鵠沼
◆ Men’s結果
優勝:浜瀬海
2位:塚本将也
3位:畑雄二
4位:櫻岡甲太
優勝後のインタビューで浜瀬は
「初優勝できてメチャクチャ嬉しいです。なぜなら6年間くらいショートボードのツアーを回ってて1度もファイナルに行った事がなく、JPSAツアーを回り始めてからの初優勝だったので最高です。」
「会場に来てくれた方やライブを見て頂いた方の応援が伝わり優勝する事ができました。ありがとうございます。今日の感じを忘れずに茅ヶ崎の最終戦も頑張るのでまた応援よろしくお願いします。」とコメント。
◆ Women’s結果
優勝:吉川広夏
2位:田岡なつみ
3位:小山みなみ
4位:小熊明美
鵠沼の大会が初出場となる吉川は、「今日優勝できるって思ってなかったので本当に夢のようです。」
「小波でオンショアと難しいコンディションでしたが、普段からこういう状況を心がけて練習してきました。それが活かせ優勝できて本当に良かったです。応援してくださった皆さんありがとうございました。」
「次の最終戦は出場できず、今年のJPSAはこれが最後の試合になります。」
「最終戦は田岡なつみ選手と一緒に海外遠征に行くのですが、2人でロングボード女子の実力を上げ、もっと引っ張っていける存在になりたいので、これからも応援よろしくお願いします。」とコメントした。
ロングボードツアーもいよいよ残すところ最終戦「クリオマンション 茅ヶ崎ロングボードプロ」のみとなった。
全5戦中、上位4戦のポイント合計で年間ランキングを決定するグランドチャンピオン。
現在、JPSA2017ロングボードメンズランキングは浜瀬海(6030pt)、塚本雅也(5860pt)、森大騎(5440pt),堀井哲(5390pt),秋本祥平(5010pt)の順。
ウィメンズランキングは田岡なつみ(6660pt)、吉川広夏(5460pt)、菅谷裕美(5010pt)、鈴木由貴(4920pt)、小山みなみ(4900pt)の順。
JPSA2017ロングボード女子ツアーのランキングは田岡が大きくリードする。
気になるグラチャン争いは田岡なつみと小山みなみの2人に絞られた。小山が田岡に太刀打ちするために最終戦で優勝する道しか残されていない。
果たして2017年のグランドチャンピオンは誰の手に!?
続く試合は9/30(土)〜10/1(日)より神奈川県茅ヶ崎市パークで開催される。
なみある?は最終戦の模様もライブ配信していくのでお見逃しなく!
Writer & Editor: So Sugaya
■ライブ配信ページはこちら↓
https://www.namiaru.tv/live/jpsa/