Update:201712.14ThuCategory : Namiaru? News

【第2回 須田那月編】栄養科学博士のオーガスト・ハーゲスハイマーがプロサーファーの食生活をチェック!


前回に引き続き、「栄養科学博士のオーガスト・ハーゲスハイマーがチェックするプロライダーの食生活」をお送りします。第二回目は、須田那月編です。

須田さんは4月に肩の手術をしてリハビリ中のため、現在は故郷の種子島を離れ東京で生活をされています。オーガストさんに聞きたいこともたくさんあったようで、積極的に質問をされていました。

「炭水化物の摂り方」は、アスリートと一般の方で大きく違います。今回は、その辺のお話もうかがいました。

たくさん食べたい!栄養が濃縮された「ベビーリーフ」

オーガスト  それでは須田さんの食事も見ていきましょう。

須田 私は今、家に帰れないのでお弁当なんです。写真も1日の食事ではなく、朝・昼・翌日の昼となっています。

朝ごはんはヨーグルトグラノーラと、コーヒーにココナッツオイルを混ぜたものです。

オーガスト  良い意味で今風ですね。お母さんが作ると、こういう食事にはならないですよね。

須田 家にいる時も料理は私がしているんですよ。

須田 お昼は玄米と鮭のご飯に、きのこを煮たものと、チキンの南蛮漬けです。南蛮漬けにはピーマンと玉ねぎも入っています。お弁当は毎日持っていくので、作れる時に作っています。サラダはトマトと卵とキャベツを和えたものです。

オーガスト  よくできていますね。

須田 これはめちゃめちゃ簡単で、レタスとピーマンとチキンとトマトをぐしゃぐしゃに混ぜただけです。

オーガスト  これはある意味、必要な栄養は完璧に含まれていますね。

須田 チキンは塩コショウとオリーブオイルで味がついているので、これがドレッシング代わりになっています。おにぎりは自分で握って、お味噌汁だけコンビニで買いました。

オーガスト  良いですね。より良くするポイントがあるとしたら、使っている葉野菜を、レタスから色がもっと濃い緑に変えることかな。

今、スーパーで「ベビーリーフ」という若葉が売っているんですけど、これは若葉の状態で収穫されているものなので、栄養が濃縮されているんです。食物繊維も多すぎないから消化しやすいし、たくさん食べても大丈夫。普通のレタスだとミネラルの量が少ないので、ベビーリーフはおすすめですよ。

緑の色の濃さで入ってるミネラル量がわかるので、たくさん含まれている濃いものを選んでください。

炭水化物は「一食にこぶし1個分」なら、太らない


須田 イモ類のジャガイモやサツマイモ、根菜類のニンジンなどは糖質がすごく多いと聞きました。それは気をつけて摂ったほうが良いんですか?イモ類はあまり摂り過ぎない方が良いんですか?

オーガスト  これも、わざわざ摂る必要はないと思うんです。僕のセミナーやワークショップの参加者は40代以上の女性が多いんですけど、その人たちの一番の目的は、「若く見られたい」ってことなんです。

体が細くても体脂肪率が高い人には、炭水化物系をすごく減らします。食べていいのは、「一食にこぶし1個分」って教えているんです。これくらいだったら、太る原因にはなりません。

でもアスリートの人は、一般の人とは違います。筋肉を使うので、逆に糖は必要。いくらかは摂ったほうが良いんです。陸上のオリンピック選手なんて、大会の前日にとてもたくさん炭水化物を食べてたりするんですよ。

須田 何を食べているんですか?

オーガスト  外国人はパスタが多いかな。でもブドウ糖が一番多い炭水化物は、お米なんです。だから、おにぎりとか良いですよね。白米でも玄米でも。玄米と白米の違いって、ほとんど無いんでね。

須田 「糖質制限のために、玄米を摂るのが良いわけでもない」って話は聞いたことがあります。だから私は、玄米と白米を半分ずつ炊いて、それをおにぎりにしているんですけど。

オーガスト  正解!玄米の米ぬかの中は白米なので、最終的には同じことです。
だからベジタリアンで玄米ばかり食べている人って、結構太ってしまうことが多いんですよ。栄養の偏りで元気もなくなっちゃうし。

ベジタリアンでビルダーって方がいるんですけど、「豆、米、豆、米」っていうすごい量を1日6回位食べてトレーニングしてるんです。
鶏肉だったら100gくらいで、山盛りの豆と米一食分と同じだけのアミノ酸を摂れるのに、どうしてあんなに辛いことをやるんだろうという感じですよね。

須田 ビーガンの人は一日に何食も食べてますもんね。

オーガスト  ビーガンは何も悪いことじゃないんだけど、栄養学的には裏付けがない。ビーガンやマクロビは、栄養不足で不健康になる方が多いです。

須田さんはアスリートなので、毎食炭水化物を摂っても問題ないと思います。
特に大会前1週間ぐらいは、炭水化物の量を増やしていって、大会1日前には、お腹が空いたらおにぎりを食べるとかするといいですね。筋肉に糖が詰まっているから、ガス切れしないので。

大会中は、タンパク質を100gくらい、炭水化物を300~400gくらい摂るといいですよ。「タンパク質の3倍~4倍くらいの炭水化物を摂る」というのは、サーファーでもやっている人がいると思うんですが、特にこのバランスを使っているのが、「ツール・ド・フランス」という自転車のスポーツ。あの人達の食べ方は回復力を高めるため。明日また同じだけ走らなければならないのを分かっていて食べているんです。

須田さんもリハビリが順調に進んで、早く大会に復帰できると良いですね。


「糖質制限のための玄米」が意味のないことだったなんて、ビックリですよね。当たり前のように言われていることが、間違った情報だったというのは、特に栄養学では多いそうです。*

「オーガスト流食事法」では、今まで健康に良いと言われていた食材もNG!と言う場合があります。
例えば、「乳製品」。便秘解消のためにヨーグルト、骨のために牛乳を摂っている方も多いのでは?でも乳製品を積極的に摂ると、骨に良いどころか悪い影響を与えかねないんです。

pH調整の話もわかりやすい「オーガスト流食事法」。現在、無料登録すると動画が3本視聴できます。
気になる動画の内容は、
① ダイエットにおける3つの間違い
② オーガスト流若返る食材の選び方
③ 手軽で美味しいローフード

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オーガスト・ハーゲスハイマー
栄養科学博士(Ph.D. in Nutritional Science)
アンチエイジング・スペシャリスト
株式会社アビオス代表取締役。(http://www.abios.jp/

1962年猪苗代生まれの55歳。
カリフォルニア州サンディエゴで育ち、サンディエゴ州立大学で医学を学ぶ。
45歳でアンチエイジングに不可欠な「若返りホルモン」を活性化させる食事法「オーガスト流若返りメソッド」を確立。
以降、最後に風邪をひいたのがいつだったのか思い出せないぐらい健康になり、今では体内年齢36歳という検査結果も出ている。

最近ではアンチエイジング・スペシャリストとして多くの公演活動のほか、テレビ、雑誌など活動は多岐に渡る。

著書に『20歳若く見える人の食べ方』(ソフトバンク新書)、『老けない人はやめている』(講談社)、『若返りスイッチをONにする食べ方』(小学館)、『スリムな身体で美しい人はこう食べている – オーガスト流ボディシェイピング』(中央公論新社)、『3度の食事で老ける人、若返る人』(宝島社)、『油を変えて頭も体も若返る』(主婦と生活社)、『オーガスト流30日で体が10歳若返る食事』(講談社)『最少の努力でやせる食事の科学』(講談社)


田代凪沙
生年月日 :1997年5月14日
ホームタウン :横浜
スポンサー : Billabong, 清水塗工株式会社, Emery Surfboards, Nami-aru?,WhiteBuffalo,FCS,Vonzipper,SeptCafe,Vonzipper,辻堂ラポール整骨院,Equis productions,株式会社ピーアンドイーディレクションズ,Vonzipper

主な大会戦歴
・2017年 強化指定選手
・2014,2015年 2年連続 JPSA グランドチャンピオン
・2014年 ルーキーオブザイヤー
・2016年 WSL QS1000 Australia Komunity project 9位

・2015年 ISA World Junior Surfing Games 11位
・2016年 ISA World Surfing Games 13

Twitter: @Nagisa14Tashiro
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須田 那月
生年月日 :1995年9月7日
スポンサー:CURVAIN,Namiaru?,White Buffalo,EMU Australia,AFANA,Cloveru Japan,CREATURES OF LEISURE ,Futurefins,LOG SALON,ベルメゾン,

プロフィール
静岡県西伊豆町生まれ。
1歳数ヶ月で種子島へ移住してきて、種子島育ちのアイランドガール。

海が常に近い生活をしていたが、小学生の頃はサッカーやピアノをやりサーフィンと離れた暮らしをする。
小学5年生の冬、6才年の離れた弟が3才でサーフィンを始めたのをきっかけに一緒にサーフィンを始める。そこからサーフィンの楽しさ、自分が育った種子島の波に惹かれていき、3年後の中学2年生になった年から本格的に国内のアマチュアの試合に出るようになる。高校1年生の5月にJPSAプロ公認を得て(当時最年少)、その年の8月には全日本アマチュアサーフィン選手権でガールズクラス(U21)で日本一を獲得。翌年からは国内のプロツアーを回り始め、海外のプロジュニアの試合などにも出場。

現在は4月に肩の手術をして、来シーズンの復帰をめどにリハビリ中です!

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