JPSAロング第2戦優勝は浜瀬と吉川に決定
【Surfing for all がんばろう日本!】JPSAジャパンプロサーフィンツアー2018ロングボード第2戦 太東ロングボードプロは曇り空で風は弱いサイドでメインポイントをBポイントに移動。
波はヒザ~セットモモくらいで潮が少なく力のないブレイクとなる。
メンズR4H1からメンプライオリティーでスタート。
トップシード選手の登場で、どんなライディングを観れるのか期待大。
H1は昨年のグランドチャンピオン浜瀬海が登場。先週の特別戦スタイルマスターも優勝し今年も好調を維持しているようで、ノーズとマニューバーのコンビネーションサーフィンはキレが良く1位でラウンドアップ。2位には還暦越えの藤井辰緖が入りオープニングヒートは終了。
H5にはSHRED CREWの秋本祥平が登場。第1戦のバリで優勝し、先週のスタイルマスターでも2位となり安定している。オープニングライドは秋本が乗り5.25ポイントを出し好スタート。3本目に4.50ポイントをマークし差を広げそのまま1位でラウンドアップ。
吉田英司/Photo:R.uchiyama
櫻岡甲太/Photo:R.uchiyama
田沼亮/Photo:R.uchiyama
吉川祐二/Photo:R.uchiyama
メンズのR4が終了するとウィメンズのR3に。
H1は昨年のグランドチャンピオン田岡なつみとグラチャン経験者の植村未来が順当にラウンドアップ。
H3には吉川広夏が登場し、貫禄のノーズライドを決め貫禄の1位通過。
H4には関口海璃、小高恵子、小山みなみ、大村結衣のヒートはコンビネーションを得意とする小山と大村がラウンドアップ。
小高恵子/Photo:R.uchiyama
大島みどり/Photo:R.uchiyama
メンズのQFへ。
H1は浜瀬海、鈴木剛、中山祐樹、森大騎の4人。このヒートに鈴木はレッドウッドのシングルフィンを持ち出すノーズライディング狙いの作戦か?ヒートをリードするのは浜瀬と森。重い板なのにノーズライドにフローターでポイントを出す鈴木もラストライディングで5.25ポイントを出すが及ばず浜瀬と森がラウンドアップした。
鈴木剛/Photo:R.uchiyama
中山祐樹/Photo:R.uchiyama
H2は秋本祥平、佐藤広、松山欣則、塚本将也の4人。安定の秋本と爆発力のある若手塚本がラウンドアップした。
松山欣則/Photo:R.uchiyama
佐藤広/Photo:R.uchiyama
H3は藤井辰緖、塩坂信康、堀井哲、西崎公彦の4人。オープニングヒートは藤井が乗り、裏で堀井が乗りヒートスタート。長いハングファイブを決める藤井が着実にポイントを伸ばし1位、ノーズとマニューバーのコンビネーションでスコアを作る堀井が2位でラウンドアップした。
塩坂信康/Photo:R.uchiyama
西崎公彦/Photo:R.uchiyama
H4は山本誠愁、岡田匡平、畑雄二、井上鷹の4人。積極的にライディングを重ねる井上が4点台を2本まとめ1位、岡田がそれに続き2位でラウンドアップした。
畑雄二/Photo:R.uchiyama
山本誠愁/Photo:R.uchiyama
ウィメンズのSFH1は田岡なつみ、菅谷裕美、小栗瑞恵、大村結衣の4人。スタートは菅谷が良い波をつかみリードするが、田岡が確実に2本をまとめ逆転しトップに出る。そして大村も本数を乗り2位へ浮上するが、ラスト1本を3.00ポイント出し大逆転で4位だった小栗が2位へジャンプアップしファイナルへ進んだ。
菅谷裕美/Photo:R.uchiyama
大村結衣/Photo:R.uchiyama
H2は植村未来、大島みどり、吉川広夏、小山みなみ。スタート早々皆ライディングするが、植村、大島、吉川とも1点代と伸びず、吉川が2本目に4.75ポイントを出しリードし、遅れて1本目に乗った小山が3.00ポイントを出し追随。そして2本目にノーズとマニューバーのコンビネーションで4.25ポイントを出し逆転するが、吉川がすぐに5.75ポイント出し再逆転。その後は順位の変動はなく、吉川と小山がファイナルへ進んだ。
植村未来/Photo:R.uchiyama
大島みどり/Photo:R.uchiyama
メンズのSFH1は、浜瀬海、秋本祥平、堀井哲、岡田匡平。浜瀬が1本目にノーズとリップで5.25、2本目に4.00ポイントを出してまずはスタートダッシュ。続く秋本が1本目にテイクオフからすぐのファイブ~テン、そしてリップして6.50ポイントをマークする。中盤で秋本が2本目をまとめ1位に出ると、岡田が4.85と2.90ポイントを出し3位へ浮上し激しいヒートとなってきた。浜瀬が3本目に4.75ポイントを出し逆転でトップへ。その後波が来なくなり浜瀬、秋本がファイナルへ進んだ。
堀井哲/Photo:R.uchiyama
岡田匡平/Photo:R.uchiyama
H2は森大騎、塚本将也、藤井辰緖、井上鷹の4人。ヒートスタートしたが波が来ない時間があり、開始9分過ぎにセットが来て森がこれをつかみファイブ~テンからリップへとコンビネーションで5.00ポイントをマーク。すぐに藤井が乗りノーズでつなぎ2.10ポイントで続く。そして塚本がじっくり待って2本乗り2位へ浮上し、この時点での1位は森。終盤に井上が6.75ポイントをマークしトップに躍り出てヒート終了となり、井上、森がファイナルへ進んだ。
藤井辰緒/Photo:R.uchiyama
塚本将也/Photo:R.uchiyama
ウィメンズファイナルは、田岡なつみ、吉川広夏、小栗瑞恵、小山みなみの4人。潮が多くなり右側のピークは厚く割れづらくなりこのヒートは皆左側のピークを使う。波数は少ないがセットはコシ~ハラくらい来るようになった。序盤は吉川がノーズをきっちり決め5.25ポイントを出しリード。小山が4.00ポイント、田岡が5.75ポイントをマークするが中盤まで吉川がヒートをリードする。後半は地元で優勝したい田岡と初優勝を狙う小山が執拗なまでにライディングを重ねるが焦りが出たのか、ライディングが安定せず、バランスを崩すライディングとなり点数が出ずタイムアップとなり吉川の優勝となった。
吉川広夏/Photo:R.uchiyama
田岡なつみ/Photo:R.uchiyama
小山みなみ/Photo:R.uchiyama
小栗瑞恵/Photo:R.uchiyama
Photo:R.uchiyama
いよいよメンズファイナルへ。ファイナリストは浜瀬海、井上鷹、秋本祥平、森大騎の4人。オープニングライドは浜瀬が乗り続いて秋本が乗るがすぐにプルアウトし、浜瀬は2本目にノーズとリップのコンビネーションで6.00ポイントを出しスタートダッシュ。地元の森はじっくり波を待ち、開始5分過ぎに1本目を乗り4.25ポイントをまずキープ。中盤で浜瀬が5.00ポイントを出し1位をキープするが、森もセットを待ってライドし2本目に4.95ポイントを出し追撃、さらに秋本が3本目に4.45、4本目に長いノーズからリップで5.75ポイントを出し2位に上がり浜瀬を追う。この状態で残り時間5分。最後まで井上は波に乗り続けトータル本数は10本になるが左足首を怪我している影響でマニューバー系の動きができないようで、ノーズライディングに終始徹するが、技をかける位置が低いのか点数が伸びず、秋本と森もポテンシャルのある波を待つが来ず終了のホーンが鳴り浜瀬の優勝が決まった。
浜瀬海/Photo:R.uchiyama
井上鷹/Photo:R.uchiyama
秋本祥平/Photo:R.uchiyama
森大騎/Photo:R.uchiyama
Photo:R.uchiyama
<結果>
メンズ
優勝:浜瀬海、2位:井上鷹、3位:秋本祥平、4位:森大騎
ウィメンズ
優勝:吉川広夏、2位:田岡なつみ、3位:小山みなみ、4位:小栗瑞恵
JPSA2018ロングボードツアーの第3戦は今週末6月2日(土)〜3日(日)に千葉県千倉海岸で開催される予定です。
是非、現地で観戦してください!