プロサーファーのボードを見てみよう!パート1
太東海岸と千倉海岸で2週にわたって国内ラウンドが始まったロングボードのJPSA2018ツアー。
ここ数年選手のサーフボードは同じようなアウトライン(ノーズは幅広く丸めでテールは絞ってラウンドかラウンドピン)が目立っていたが今年はどうなんだろう?
ということで、試合会場で選手のサーフボードを見せてもらいました。
小高恵子プロ
今年は昨年まで使用していたボードからアウトラインを全て変更し、ロッカーも全く違うモデルを用意した。今回はノーズライディングを意識したモデルで、ロッカーは全体的についてそんなにキツくなく。ノーズには軽くコンケイブが入りテールはV。今まではノーズは細めでロッカーは強めでピークは前にしたパフォーマンス系のボード。
江頭慎吾プロ
スペックの変更は今年はない。ただ、フィンを変更し、スピードの出る仕様。サイドフィンの外側に段差がありテールを浮かせてスピードを出すシステム。スピードが出すぎるのでワンサイズ小さめにした。
関口海璃プロ
ロングは経験が浅いのでオールラウンドに乗れるボード。スペックはほぼシェイパー任せ。ただ、波のサイズが小さくてもボトムを使い板を縦にあげたいのでテールを踏み込みやすくそこそこ絞ってあり切り返しがしやすいようにしてある。テールロッカーはややついている程度。
菅谷裕美プロ
オールラウンドに使えるボード。マニューバー系の動きは得意なので、ややノーズライディングに適した幅を持たせて安定を求めた仕様。
森大騎プロ
今年は全体的に厚みを出してボリューミーにした。ノーズ幅は昨年くらいから幅を出しているモデルで今年はサイズ変化なし。テール付近はここ数年変更していない。ロッカーは全体的に強めのロッカー。フィンのセッティングは波が大きくても小さくてもセンター5.5のセッティングでノーズ時はルースになるがリッピングの返りがストレスないので自分の持ち味を出せると判断。
吉川広夏プロ
このボードの長さは9’2”。試合用は9’2”か9’4”の2タイプのみで9’4”はノーズライダーに近い仕様。昨年バリの大会で2+1を使用したが、今年は全戦シングルフィンで戦うことに決めた。これはオールラウンドに乗れるボードで、ノーズをキチっと決められるが、幅は出し過ぎずコントロールしやすくして薄くコンケイブが入る程度でテールは軽めのV。
植村未来プロ
板は自分の中ではオールラウンドに乗れる仕様だが、ロッカーはやや強め。特徴的なのはフィンのセッティングでトライフィン仕様。ショートのプロになった時から自分のライディングはマニューバー系のライディングなのでトライに戻した。ノーズライディングを長く維持するのは少しデメリットになるがマニューバーの切り返しがクイックな方を選択した。
浜瀬海プロ
素材はEPSで今年はノーズ幅を出してテールはV。中心厚はあるがレールを入りやすくするため外側は落としてある。センターフィンは6くらいで波の大小に関係なくこのセッティング。テールは小波でもボトムから縦に上がりやすくするのと、リッピング系やカットバックの時スムースに動くように細身のラウンドピンでエッジもつける位置を調整している。
秋本祥平プロ
自分の中では一番軽いモデル。EPSで厚みを出してノーズ幅を少し出してテールはコントロール性を考えて絞った。センターフィンはノーズライディングを意識してやや長めの6.75だが、サイドフィンは小さめにしている。大きくするとスピードは出るがライディング中の細かい調整がしづらいので、コンテストではノーズライディングとマニューバーのコンビネーションが大事なので小さめに。ノーズコンケイブはやや深めで長めでテールはV。
藤井辰緒プロ
自分でシェイプしてブランクスはEPSでノーズ幅をかなり出してノーズライディングの滞在時間を長くする仕様。テールは絞りマニューバーにも対応できるようにし厚みは抑えてあるオジさん仕様、笑。
田沼亮プロ
今回大会に持ってきたのは20年前くらいにシェイプされたボード。全体的に細めでロッカーも弱くフィンはオンフィンで8.75くらいの短め。テールのエッジはフィンの前くらいまでであとはめくってある。
堀井哲プロ
EPS素材でノーズ幅を出してテールは絞り、エッジはテールから80cmくらいから立てているが、その後自分で調整している。ノーズコンケイブも深め広め長めで、中心厚はあるがレールに向けて薄くして入りやすくしている。
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