海の日によせるー自然とどう付き合うかー
7月16日。日本国が制定する「海の日」に、この記事をよせる。
まず先の西日本での大雨によって亡くなった方のお悔やみを申し上げ、そして、被災者に対し何ができるかを誰もが考えてやまない。
自然とは時に残酷であり容赦なくその洗礼を受ける。一方で恩恵を受け生かされる。
「陰と陽」をあわせもつ絶対的な存在のもとに、人は存在する。
今日という日は、「海」に特化した単なる記念日ではあるが、日本は海に囲まれる海洋国であり、そして日本列島が海底プレートの上に絶妙に位置する、いわくつきの場所にあること、近年の地球温暖化がもたらす海水温の上昇からくる異常気象など、今日という日が単なる「海の日」として、美しく豊な海を次世代へ引き継ごう、などと美辞麗句をならべるだけではなく、より具体的な行動を示し実行することが求められるのだと実感してやまない。
国土交通省や内閣総理大臣が「海の日」に寄せる言葉をみれば、当然、外交としての意味合いも盛り込まれていた。
海は水際。ニュースでも聞かれる言葉どおり、「海」は外国の防御エリアでもあり、外交の上ではさまざまな思惑のある場所である。海は時に危険な工場やエネルギー開発の拠点となることも、ふたたび認識する日である。
BLUERの理念は「MORE BLUE LIFE」というに理念により展開している。
それは “アパレルブランドとして素敵なものを提供しよう”というファッショナブルなことでもなく、より“自然のある環境のもとで生きていくことを考えるプロジェクト”として発足したものだ。
その1つとして、BLUERが作るハーフパンツは、自然のもとで生きるためのツール(道具)と定義する。
子供にとっては、自然環境下で自然のパワーを学ぶための道具である。
海に行くこと。プールに行くこと。つまり外で遊ぶことは危険も多いが、危機管理をを養う機会ともなる。
成人ともなれば、海に行き、発散する。
人はストレスとともに生きている。海水には浄化作用があり、それを受け入れる大きな海水は吸収剤でもある。
海ではしゃいだり、沖に向かって叫ぶドラマや映画のシーンは、実に理にかなっており、本当に発散したものを海が吸収してくれるからだといわれる。エネルギーにあふれる若者が海に繰り出しはしゃぐのは、そのためである。だから、健康上は、ハーフパンツをはいて、どんどん海に行けばいい。
また都会の灼熱の太陽のもでシャツにネクタイ、長いズボンに革靴で、汗をかいて走り回るビジネスパーソンには、ハーフパンツでのビジネスライフを提案する。クールビズはとてもいい施策だと考える。しかし環境省の定めるクールビズの定義を見れば、第1段階としての「クールビズ」第2段階としての「スーパークールビズ」によれば、ハーフパンツは服装としてふさわしくないという。
「スーパークールビズ」ではサンダルはTPOに応じてOKとされているが(いわゆる△)、なぜにハーフパンツが失礼とされるのだろうか。
わからなくもないが、短パンが好きなアメリカ人からすると、ナンセンスな定義らしい。
もちろんTOPにより服装は選べばいいのであり、日本のビジネスマンの窮屈さは、これからの熱帯化している日本では、単に酷な服装なのではないのだろうかとさえ思える。
そんな固定概念でさえも、BLUERはより快適な生活を提案しつづけることも、ひとつの使命として「トランクスビズ」を推進していく。
MORE BLUER LIFE-青空の下で遊ぶ
BLUERは海からはじまったプロジェクトであり、「もっと青空の下で遊ぼう」「ともに自然を考えよう」をテーマに、共感する仲間が増えたら、素晴らしいことであり、ゆえに現在は、日本のみならず世界に仲間を増やしていくこと、これが1つのミッションである。
そして、日本国が「海の日」に制定する今日、今後BLUERはひとつの集約したナレッジ(知識)をとりまとめていくことを伝えたい。
「水際ハンドブック(仮)」。
昨年よりTEAMに参画するライフセーバー日本代表・西山俊(にしやましゅん)-オーシャンマンという花形レースで3連覇を成し遂げる選手であり、まさに日本ライフセーバーのエースーである彼は、消防署勤務時代には、何人もの命を救ってきた経歴をもつ。今は競技のトップ選手である一方で、日本の水辺を守るライフセーバーである。
いま。
世界が変わっている。これから何が起こるかは予測がたたない。しかし常に自然の脅威と、その恩恵を感じながら野生の感を鈍らせることなく学んで生きていくことが、この自然のもとで人間ができる、唯一の行動なのではないだろうか。