Update:201903.29FriCategory : Namiaru? News

なみある?塩田気象予報士の波や天気のお話。【寒の戻り】

桜前線も徐々に北上し、西日本~東日本では行く先々で楽しめるようになりました。

ぼちぼちカエルも起きてきたなあ、と、カエルに出会うと5秒息が止まるタイプのワタクシは若干緊張しながら生活する日々です。
子供のころ、日中の気温が17℃を超える日が出てくると冬眠から覚めると聞いたことがありますが、長年の観察の結果その目安はだいたい合っている思います。
先日、鎌倉の報国寺へ行ったところ、小さな池には起きたての皆さんが並んでいました。

今の生活ではたくさん出会うことはありませんが、以前いすみに住んでいた時には、周りが田んぼと小さな山だったので、外出から帰り玄関を開けようとしたら袖先にカエルが乗っていたり、外置きの洗濯機の脱水が終わり取り出したら、洗濯物と同じように絞られてねじられたカエルが出てきたり、、、そのたびに卒倒です。
こんなに苦手なのに、まだまだカエルネタだけは果てしなく持っている、気象予報士の塩田久実です。
こんにちは。

ちなみに洗濯機カエルは、洗濯物と一緒に地面に放り出しそのまま放置。しばらくして確認したところ、いなくなっていたのでご存命だったと思われます。

さて、今回も前置きがかなり長くなりましたが、

今週末も寒の戻りとなるので、春のやや例外な波について。

先週末の寒気が抜けたあと、26~27日には北日本には寒気を伴う上空の気圧の谷が通過し、再び寒の戻りとなりました。

今、シベリアの上空には寒気が大量に溜まっているので、それが少しずつこぼれながら強く吹き出すその時を虎視眈々と待っている状態です。

東日本~西日本でも徐々に寒気の影響が出てくることになり、週末には南西諸島も含めて気温が下がり、4月に入る週明けの気温は平年を8℃前後も下回る予想となっています。

すでに桜が咲いている地域は、花冷えだけど長く楽しめそう、ということにもなりますが、開花前の地域はそれどころではなく、一旦片付けた冬物を再び出してこなければならないなど、どんよりしてしまいますよね。
カエルももう一度冬眠してしまいそうです。

波のほうはというと、、、
この週末は低気圧が日本海~北関東や東北付近を通過して東海上へ抜けていきます。

週明け水曜日頃までは、日本付近には等圧線が狭い間隔で並ぶ、、西高東低の冬型の気圧配置が続く見込み。
冬に逆戻りです。

2月後半からは冬型の気圧配置は続かなくなり、半日~1日で緩んでいた日も多く、3日以上続くとなるとかなり久々です。

本来であれば、日本海の波のシーズンはそろそろ終わるころですが、週末にかけて一旦にダウンした後、日曜には広い範囲でサイズアップし数日波が続きそうです。
その後も東北エリアでは波が続きそうな感じ。
ただし、お天気も荒れ模様となりますのでしっかりと対策を。

太平洋側は北西風に抑えられながらも、千葉から北のエリアでは北東の海上で発達する低気圧などからの北東~東ウネリが親潮の流れ乗ってやってきて、東向きのポイントでは多少の波が続くでしょう。
湘南から西のエリアでは、週末は遊べるところもありそうですが、週明けはウネリは抑えられてダウン。東海や湘南などで西ベースの波が反応するかどうかといったところでしょう。
まさに典型的な冬のパターン。
4日以降はようやく高気圧が動きだして、南西~西風が吹き始めるなど、湘南から西のエリアでも再び変化がありそうです。

寒さは火曜日頃をピークに水曜ごろまで続きます。
4月1週目はサーフィンもお花見も♪寒さ対策をしっかりとして楽しんでくださいませ。

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