Update:201904.18ThuCategory : Namiaru? News

JPSA2019ツアーいよいよバリからスタート!

4月に入り19日から待ちに待ったJPSAの2019年ツアーがスタートする。

1998年に初めてバリ島にて海外試合を開催してから21年。
今年もバリで初戦が開催されることになり、その会場はクラマス。

クラマスは2003年バリ島東側海岸IDA BAGUSハイウェイが開通するまでは、アクセスも大変でシークレットスポットだったが、リゾート開発も進み現在ではバリを代表するメジャーなレギュラーポイントとしてメディアでもフューチャーされる人気のスポットとなっている。

サヌールから30分もかからず楽にアクセスできるクラマスは近隣のポイントよりも敏感で、コンスタントに波があり、毎朝クタ、サヌール方面のローカル、ビジターサーファーで賑わっている。
潮周りが合うとクリーンなバレルも形成され、岸よりで割れるレギュラーの波は日本の河口を思わせるような波質でコンパクトに入るピークは1本の波に内容がぎっしり詰まっている感じ。
チューブライディングは勿論のこと深いボトムターンからのバリエーション豊かなマニューバーが入る波だ。
腰サイズからサーフィン可能で肩サイズまでは易しい波と言えて、初心者、ロングもサーフィン可能。このサイズだと上級者サーファーの数も少なく波に乗れる確率も高いだろう。
オーバーヘッドを超えると、クラマス本来のコンディションとなり、バリニーズやプロサーファーの熱いセッションが繰り広げられる。
ダブルサイズを越えてもサーフィン可能だが、ショアブレイクもキツくなりカレントも強くハードなコンディションになるので上級者のみ対応となる。
クラマスは風の影響を非常に受けやすいので、朝10時ぐらいまでの風が弱い時間帯、タイドは上げ潮回りがベストコンディションといえベストタイドは1.3m〜2.2mといったところか。

バリは日本から約5,000キロ南下し赤道を超えた熱帯エリア。
赤道直下なので干潮と満潮の差が大きく、サーフィンを楽しむには潮周りがかなり重要な要素となる。また干満差が大きいのでカレントも強くなる。
バリのシーズンは、2つに分かれる。4月〜9月の乾季と10月〜3月の雨季。雨が多いか少ないかだけではなく、風の吹く向きが真逆になる。だいたい、乾季は東よりの風、雨季は西よりの風が吹く。

バリの乾季に届く波は南氷洋の嵐が素となるウネリだ。ウネリの角度は210°〜185°。周りに多くの島々で囲まれているため、ウネリは入りづらくなるが、角度が合うとウネリは綺麗にラインナップされたウネリとなる。大会が行なわれる4月の風は東風が吹きやすくなるので、コンディションに影響が出やすくなる風だ。

昨年の大会はショート男子は、加藤嵐、辻裕次郎、大澤伸幸ともうベテランと言って良いメンバーが上位に名を連ね、女子は川合美乃里、鈴木姫七、高橋みなとのフレッシュな顔ぶれとなった。
一方ロング男子は、秋本祥平、井上鷹、堀井哲といったサイズのある波が得意な面々で、女子は植村未来、小高恵子、吉川広夏の上位3人中2人はグラチャン経験者が本領発揮した形だが、ショートの時よりサイズのある波でヒートが進行したからだろうか。

大会開始時のクラマスはどんな波になるのだろうか?
昨日から今年度の大一波が届いてきた。
本日18日は大きくサイズアップして、頭〜頭オーバーのサイズとなっている。




なみある?のアドバンスコースでは、海外ポイントのウネリ、風予想が確認できる。
◆ バリ・クラマスの波情報
https://www.namiaru.tv/

◆ ライブ配信はこちら
https://www.namiaru.tv/live/jpsa/

今大会は同時にプロトライアルも開催されるので、何人のプロ公認が誕生するのか?
さて、今年はどんなドラマが待っているのか?
スタートダッシュをうまく切れるのはどの選手か?
是非、ライブ配信で熱い戦いを観戦してください!