Update:201904.21SunCategory : Namiaru? News

JPSA2019ツアーショート第1戦女子の優勝は宮坂麻衣子!

【Surfing for all がんばろう日本!】JPSAジャパンプロサーフィンツアー2019 ショートボード第1戦 ガルーダ・インドネシア/旅工房 ムラサキプロ supported by 秀吉内装はDAY3は波がややサイズダウンとなったため女子のファイナルまで一気に進んだ。

天気は雲多い晴れ。風は良いオフショア。波のサイズはロータイドと重なり、肩セット頭くらいでクリーンなバレルもあるグッドコンディション。なんと早朝に火山灰が振り皆マスクを着用する日本ではあまり経験できない状態となった。

6時半にウィメンズのラウンド2からスタート。
ヒート1では1本目にスピードあるライディングで5.00を出してスタートダッシュした須田那月が6本目にも6.60をマークして1位、2位にはなかなか点数が伸びず本数を多く乗った都築虹帆が7本目にキレのあるマニューバーで5.70を出して2位で勝ち上がった。

ヒート2では伊藤ななみが苦労しながらも3点台を2本まとめて1位となり見事プロ公認を獲得した。2位には吉田雅南子が入った。

ヒート3では1週間前からバリ入りして準備をしていた宮坂麻衣子がキレのある大きいマニューバーでトータル13.17をマークし1位となり、2位にはラウンド1から勝ち上がってきた丸山千朝が入り見事プロ公認を獲得した。

ヒート4は波を選び3本のライドのみで2本まとめてきた大澤宥南が1位で、2位にはコンスタントに波に乗っていた江口彩花が入った。

続いてメンズのラウンド3へ進む。
ヒート1は全員湘南の河村海沙、大橋海人、小林直海、中川雅崇の4人。このヒートになるとセットは頭オーバーでバレルも形成されるクリーンで最高なコンディションとなり、開始早々セットが入り大橋がテイクオフからすぐバレルに包まれてマニューバーへつなぎ9.19のエクセレントを出し歓声が上がる。すぐ後に河村も乗り高さのある2マニューバーで5.17で大橋に続く。その後も大橋は波とのリズムも良く7点台のライディングを連発して1位で貫禄のラウンドアップ。2位には河村が入り湘南対決は終了。

ヒート2はこのヒート最高点をマークしたのは大音凛太だが、3本中6.00と5.33の2本をまとめた川俣海徳が1位になり、2位には児玉椋となった。

ヒート3は1本目に8.00のエクセレントを出してスタートダッシュした金澤呂偉がそのまま逃げ切り1位、2位には4点台を2本で三浦涼。

ヒート4はバリ在住の和井田理央が2本目に8.17のエクセレントを出し、リードし5本目にも8.07のエクセレントで突き放し1位でラウンドアップし、2位には2本のライドでラウンド1から勝ち上がってきている藤田彪成となった。

ヒート5はなかなかのクロスヒートとなり、オープニングウェイブで9.17のエクセレントを出した高橋秀平が2本目も5.33を出してトップ通過となったが、安井拓海と村田嵐が逆転の逆転でラストライドで決着がつき安井が2位で駒を進めた。

ヒート6はマニューバー合戦となるがなかなか点数は伸びず、僅差でヒートが動くことになったが終了間際に5.37を出した森友二が1位となり、やはりラストウェイブで5.03を出した鈴木仁が2位に食い込んだ。

ヒート7では波数はそこそこあったが皆、波を選び過ぎている感もあり、深いボトムターンからカービングで7点台を2本揃えた仲村拓久未がトップで通過し、2位には川畑友吾が入った。

ヒート8になると潮もだいぶのってきてセットは頭オーバーくらいとなり大きなマニューバーが見られるようになってきた。そんな中3本の数少ないライドでも6点台をマークした関口真央と、このヒート最多の6本に乗った澤村康生がトータル10点オーバーでラウンドアップした。

続いてウィメンズのラウンド3へ。
ここからはトップシードも出てくるので見応えのあるライディングに期待だ。サイズが上がってくると最初にチューブに入れないと押し出される感じで前に滑ってしまい1マニューバーしか入らず難しいが野呂玲花はバックサイドながら上手くボトムに降りてから上がりスナップしてカットバックを入れ5点台を2本まとめて1位となり、2位には大きめの波を狙い過ぎてマニューバーがなかなか入れられず苦労しながら後半に2本まとめた須田那月が入りこの2人がセミファイナルへ駒を進めた。

ヒート2では皆が波のチョイスに苦労していたようだが、ミドルサイズの波をうまく選んで都築虹帆が数マニューバー入れ1位となり、2位には点数が伸びず3点台2本で渡辺愛。

ヒート3は宮坂姉妹の同ヒート対決なり、オープニングライドは宮坂麻衣子が乗り4.50、1本目に鈴木姫七が6.00を出しリードするも、すぐに宮坂麻衣子もサイズのある2本目に乗りキレのある2マニューバーを入れ6.50をマークしトップへ。その後宮坂莉乙子と江口彩花もそれぞれ1本乗ったところで小康状態に。残り時間4分で鈴木がサイズのある波に乗りボトムターンからトップで当てさらにもう1マニューバー入れようとしたが前から重なる波に潰されてしまい3.27で逆転はできず。江口と宮坂莉乙子も2本目に乗るが点数は伸びずそのまま終了となった。

ヒート4はグラチャン経験者の庵原美穂が登場。プロ公認を獲得した丸山千朝の勢いはそのままで、1本目に大きめのセットに乗り2マニューバーで7.33をマークし、3本目も4.23でトップへ、一方庵原はじっくり波を選び2本のライディングで2位をキープし、平田夏帆も大澤宥南もなかなかマニューバーが決まらずそのまま終了。

ウィメンズのセミファイナルへコンテストは進み、その後ウィメンズのファイナルまでいくことに決定。
ウィメンズセミファイナルヒート1は、野呂玲花、都築虹帆、鈴木姫七、庵原美穂の4名。風は弱いオンショアに回り海面に少し影響が出ているがほぼ問題なし。オープニングライドは都築でボトムターンからトップアクションを入れるところで引っかかり2.33。続いて野呂も乗るがすぐ終了。そして庵原がサイズのある波に乗りボトムターンからカットバックを入れるところで引っかかり点数は伸びず。野呂が2本目にボトムから上がりリップした後引っかかるが4.10でトップに。その直後庵原がカーヴィング系でつないで乗りつなぎ6.17をマークし逆転。庵原は4本目もサイズのある波でリップからカーヴィング入れて5.17で2位以下を突き放す。残り2分で都築が乗り3.10を出して2位へ。そのまま順位が変わらず1位庵原、2位都築で終了。

ヒート2は宮坂麻衣子、丸山千朝、須田那月、渡辺愛の4名。オープニングは丸山が乗り4.83。須田も1本目に乗るがボトムターンのみで終了。そして宮坂の1本目がサイズのある波でボトムからのマニューバーを入れて6.67でトップに出る。丸山は1本目に4.83を出し追いかける。宮坂は2本目に3.40を出して10.07で1位で加速する。丸山、須田、渡辺もなかなかマニューバーが入らず3点台以上が出ず点数が伸びない。残り時間4分で須田が乗り5.70を出し追撃開始。ラスト終了のホーンと同時に須田がサイズのある波にテイクオフするが掘れてボトムがなくワイプアウトとなってしまい終了となった。1位は宮坂、2位はプロ公認を得たばかりの丸山となった。

いよいよウィメンズのファイナル。
ファイナリストは庵原美穂、宮坂麻衣子、都築虹帆、丸山千朝の4名。

25分ヒートでスタート。まずは丸山が積極的に1本目に乗り3.17、そして都築が続きボトムから上がりカービングを入れてフィニッシュし6.50でスタートダッシュ。そして宮坂が1本目に乗りボトムターンからリップしスープに捕まってしまうが4.10。庵原はじっくりと波を待ち1本目に乗るが思うようにマニューバーが入らず3.67と伸び悩む。宮坂は2本目に2キレのあるリッピングを2回入れ7.23をマークしトップへ。その後も宮坂は3本目に小ぶりながら4マニューバー入れ6.03を出してバックアップを塗り替え突き放す!まさに波に乗った宮坂を誰も止めることができず終了のホーンが鳴り宮坂麻衣子の優勝が決まった!

昨年の最終戦「仙台プロ」で初優勝を飾ったので、年をまたいで2戦連続の優勝となった!