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Update:202008.14FriCategory : Namiaru?

【映像で振り返る】フィリッペ&ココが優勝!カノア&タティーは2位の快挙!”Rumble at the Ranch”

先日、WSL(ワールド・サーフ・リーグ)によって半年ぶりに開催された2021年CT(チャンピオンシップツアー)のプレイベント”Michelob ULTRA Pure Gold Rumble At The Ranch”。

今年、新型コロナウイルスの影響でWSLの試合は全てキャンセルになったが、その一方で新たな取り組みとしてアメリカ、オーストラリア、ヨーロッパでCTのプレイベントが開催される。その1戦目としてアメリカのカリフォルニア州レモーアにあるウェイブプール「サーフランチ」が選ばれた。

© WSL

この大会は男女16名の混合ダブルスで行われ、WSL史上初の形式を用いて開催。コンテストは、16人のサーファー(男子8人、女子8人)がペアになり、8つの男女混合チームを組み対戦される。

各チームはラウンドごとに2本のライトと2本のレフトのトータル4本の波をライディングして各サーファーの最高得点を組み合わせ、そのラウンドのチーム得点が作成される。最高得点が高いチームが勝ち上がる方式だ。今回のジャッジはリモートによって行われた。

優勝はフィリッペ・トレド(BRA)とココ・ホー(USA)チーム

PHOTO: © WSL / Brady Lawrence

PHOTO: © WSL / Kenny Morris
1本の波で2回のアリュープを出し、9.67ptのビックスコアをマークして勝利を決定づけたフィリッペと、

PHOTO: © WSL / Kenny Morris

安定感のあるライディングで、トータル16.24ptに貢献したココ・ホーがカノア&タティアナチームを下して見事優勝を決めた。

▼ファイナル
フィリッペ・トレド&ココ・ホー vs 五十嵐カノア & タティアナ・ウェストン・ウェブ
The Rumble at the Ranch

この試合はチャリティーイベントでもあり、フィリッペとココはサーフライダーファンデーションのロサンゼルス支部のOne WatershedへUS$10,000を寄付した。

PHOTO: © WSL / Kenny Morris

五十嵐カノア(JPN)とタティアナ・ウェストン・ウェブ(BRA)チームは2位

下記はセミファイナル(SF)でエクセレント9ptを叩き出し、ファイナルへの切符を決定づけた五十嵐カノアのライディング映像。

カノアとタティアナチームはSFでアドリアーノ・デスーザ(BRA)とキャロライン・マークス(USA)チームを破りファイナルへ進出した。

PHOTO: © WSL / Kenny Morris

クォーターファイナル(QF)で、タティアナは、逆転に7.77ptが必要な状況だったが、プレッシャーをは跳ね除け7.93ptをスコアし、トータル16.03ptをマークし、見事グリフィン・コラピント(USA)とレイキー・ピーターソン(USA)ペアを破りセミファイナルへ進出。

下記は8.10ptを既にスコアしたカノアが、逆転を願いチームメイトのタティアナを応援するシーン。

「このようなプレッシャー下で戦える事をここ数カ月間ずっと待ち望んでいました。この大会の数時間はその感覚を味わう事ができました。」
「最高の大会でしたし、タティアナも素晴らしいパフォーマンスをしてくれました。」とカノアはコメントした。

▼クオーターファイナル
ケリー・スレーターとセージ・エリクソン vs カリッサ・ムーアとセス・モニーツ
(13.70)

動画1:37にはケリーのSurf Ranchでベストウェーブだと語られる映像が公開!

PHOTO: © WSL / Kenny Morris

セージ・エリクソン(USA)と11X WSLチャンピオンのケリー/スレーターはSFでフィリッペとココのチームに敗退した。

まだまだ、コロナ危機の真っ最中ではあるが、野球やサッカーなどに続きサーフィンの試合がこうして開催できたのは喜ばしいニュースだ。続くプレイベント”The Australian Grand Slam”は9月から10月にかけオーストラリアのゴールドコーストとマーガレットリバーで開催予定。

この頃までにはコロナはまだ終息しないだろうが、2戦目のプレイベントも無事に開催され、サーフィンのスター選手達が素晴らしいパフォーマスがまた見れることを願いたい。

▼フルリプレイ映像
サーフランチ開催のMichelob ULTRA Pure Gold Rumble

▼ファイナル結果
1: Coco Ho and Filipe Toledo (16.24)
2: Tatiana Weston-Webb and Kanoa Igarashi (14.63)

▼セミファイナル結果
SF 1: Coco Ho and Filipe Toledo (15.96) def. Sage Erickson and Kelly Slater (10.33)
SF 2: Tatiana Weston-Webb and Kanoa Igarashi (16.50) def. Caroline Marks and Adriano de Souza (16.17)

▼クオーターファイナル結果
QF 1: Coco Ho and Filipe Toledo (14.07) def. Alyssa Spencer and Kolohe Andino (11.34)
QF 2: Sage Erickson and Kelly Slater (14.32) def. Carissa Moore and Seth Moniz (13.70)
QF 3: Caroline Marks and Adriano de Souza (15.60) def. Kirra Pinkerton and Conner Coffin (10.20)
QF 4: Tatiana Weston-Webb and Kanoa Igarashi (16.03) def. Lakey Peterson and Griffin Colapinto (15.87)

▼WSL(ワールド・サーフ・リーグ)
https://www.worldsurfleague.com