WSL CT第2戦リップカール・ニューカッスルカップDAY4
World Surf League(WSL)のCT第2戦リップカール・ニューカッスルカップは、サイズをキープしたままメンズのRound of 16からDay4スタート。
Round of 16になると、誰が勝ち上がっても不思議はないくらい、レベルは均衡していると言ってよいだろうが、今大会はやはりDay3にJohn John Florence(HAW)を破ったMorgan Cibilic(AUS)が台風の目になりそうで注目したい。
Morgan Cibilic/Photo by Matt Dunbar/WSL
そのMorgan Cibilicはヒート3に登場。対戦相手は同じオーストラリア人のWade Carmichael(AUS)。前半は互いにポイントが伸びずジリジリしていたが、中盤にMorgan Cibilicが爆発し8.50と7.50を連発してHeatを決めた。やはりMorgan Cibilicは地元の応援も合わせ調子が良さそうだ。
Morgan Cibilic/Photo by Matt Dunbar/WSL
Heat6には日本の五十嵐カノアがクレジット。相手はDeivid Silva(BRA)。かなりクロスしたヒートとなるが、中盤までは五十嵐がリードするも、後半にDeivid Silvaが6.50をマークし逆転。この後五十嵐も5点台のライディングは出るが抜きに出る決め手がなく敢えなく敗退。
五十嵐カノア/Photo by Cait Miers/WSL
Heat7はJordy Smith(ZAF)とConner Coffin(USA)の対戦。シーソーゲームと言えるくらい僅差で逆転を繰り返すHeatとなったが、後半Jordy Smithが7.17を出して勝負はついたかと思われたが、Conner Coffinがラストでバックアップをあげる6.23のライディングをして再逆転でそのままHeat終了となった。
Conner Coffin/Photo by Cait Miers/WSL
Jordy Smith/Photo by Cait Miers/WSL
メンズはこのRound of 16で終了し、ウィメンズQFへ。
Heat1はワールドチャンピオン7回のStephanie Gilmore(AUS)とRookie Isabella Nichols(AUS)のHeat。Isabella Nicholsは、スプレーの飛びも良く若手らしいキレたライディングを見せ、対するStephanie Gilmoreはベテランらしくチューブ狙いやリッピングも1回ずつテールの蹴り込み方を変えるなど技のバリエーション豊富なライディングを見せる。しかし、Stephanie Gilmoreは、途中でライディングが引っかかるような場面が多く見られ、ポイントが伸びず結局、Isabella Nicholsがこのヒートを制し金星をあげた。
Isabella Nichols/Photo by Cait Miers/WSL
Stephanie Gilmore/Photo by Cait Miers/WSL
Photo by Matt Dunbar/WSL
Heat3は、Carissa Moore(HAW)とJohanne Defay(FRA)のHeat。2本目にJohanne Defayが7.50を出してHeatをリードするが、バックアップが揃わず意外と苦戦。一方のCarissa Mooreも前半は何か噛み合わない感じでいたが、中盤にテイクオフからすぐのチューブライディングを入れポイントを出すとエンジンがかかり始めてきたようで、7本目にアップスでスピードをつけて繰り出したエアーが見事に決まり9.90をマーク。本人も信じられないような表情。Johanne Defayも後半6.60とバックアップをあげるが追いつかず善戦及ばず敗退となった。
Photo by Cait Miers/WSL
Johanne Defay/Photo by Cait Miers/WSL
Photo by Matt Dunbar/WSL
ウィメンズのQFで本日の全スケジュール終了。