五十嵐カノア、都筑有夢路 共にラウンドアップ!CT第4戦「Boost Mobile Margaret River Pro」 Day 1レポート
5/2(日)、オーストラリア西オーストラリア州(WA)ではWSL(ワールドサーフリーグ)2021 サーフィン世界最高峰のCT(チャンピオンシップツアー)第4戦 「Boost Mobile Margaret River Pro(ブーストモバイル マーガレットリバープロ)が開催され、男女シーディングラウンド(R1)の全16ヒートが行われた。
朝6フィートだった波は、どんどんサイズアップしていき、後半の男子の試合までには10〜12フィート以上までになるチャレンジングなコンディンション。凄まじい山のような波がブレイクするマーガレットリバーで繰り広げられたDay1の試合模様をレポート。
五十嵐カノアはR1を2位でラウンドアップ!
オープニングヒートで登場したCTランキング4位の五十嵐カノア(JPN)はセス・モニーツ(HAW)、アレックス・リベロ(BRA)と対戦。
PHOTO: © WSL / Dunbar
1本目から3ビックマニューバーで6.00ptを出すカノアは、その後もバックアップ4.83ptを揃えトータル10.83ptで続くRound of 32(R32)へと勝ち進んだ。
PHOTO: © WSL / Dunbar
このヒートで、トップ通過したのはセス・モニーツ(HAW)で11.43pt(5.50pt+5.93pt)をメイクしてヒートをリードした。
ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)はパーフェクト10で最高点をマーク
PHOTO: © WSL / Dunbar
オーストラリアンレッグ前半戦はルーキーに敗退し結果が残せなかったがジョンジョンだが、この試合は10ft以上の特大ディープバレルを抜けると、最後のクローズセクションでもビークマニューバーでフィニッシュし、パーフェクト10を叩きだした。初日からギャラリーを沸かせ、ジョンジョンらしい迫力あるライディングを見せてくれた。
「あれは面白い波だったよ。本当は、クローズアウトに見えたから行こうとは思わなかったんだ。実際に乗っでターンしようとしたけど、そのままバレルにプルインする形になって、乗っていったら、ずっとオープンになっていたんだ。本当にメインブレイクの波は予想ができないけど、良い波に乗れたら最高だよね。」と試合後にジョンジョンはコメント。
ジョンジョンは、数年間のWAの試合でいつも同じボードを使って挑んでいる。Day1最高点のトータル17.50pt(10.00pt+7.50pt)をメイクし、続くRound of 32(R32)へ勝ち進んだ。
PHOTO: © WSL / Dunbar
R1ヒート5では、ローカルのジェイコブ・ウィルコックス(AUS)がエクセレント8.33ptを含む、トータル15.30ptでイタロ・フェレイラ(BRA)を抑えて、1位でヒート通過。
カレントリーダー ガブリエル・メディーナ(BRA)は安定の勝ち上がり
ヒート6でガブリエルはアドリアーノ・デ・ソウザ(BRA)とサイラス・コックス(AUS)と対戦。
PHOTO: © WSL / Miers
ガブリエルは4本しか波に乗らない中でも、トータル13.95pt(6.50pt + 7.43pt)のグッドスコアをメイクして安定感のあるライディングを披露し、R32へと勝ち進んだ。
都筑有夢路(JPN)はキャロラインを抑えてR1トップ通過!
PHOTO: © WSL / Miers
ヘビーなWAの波で初試合となった都筑だが、パワーある波にも屈さない強靭な足腰で素晴らしいライディングを披露! CTランキング2位のキャロライン・マークス(USA)を破り、トータル11.56pt(7.33pt+4.33pt)をスコアしてトップ通過した。
「大きな波なのですごい緊張していました。バックサイトはあまり得意ではないですが、波が来た時、ベストオプションはレフトだったので、それに乗りました。」
「マーガレットリバーの大きな波はチャレンジですが、試合は楽しめています。」と都筑は試合後にコメントした。
PHOTO: © WSL / Miers
前回のCT第3戦「Rip Curl Narrabeen Classic」で優勝したキャロライン・マークス(USA)はトータル11.33pt(5.83pt + 5.50pt)をスコアし、2位のポジションでラウンドアップ。
カリッサ・ムーア(HAW)は女子最高点をマーク
R1ヒート3でニッキー・ヴァン・ダイク(AUS)、ウィロー・ハーディ(AUS)で対戦した4x世界チャンピオンのカリッサ。
PHOTO: © WSL / Miers
女王らしい3発のパンチあるマニューバーをメイクし、高得点8.33ptをスコア。トータル13.66ptと圧巻のサーフィンでR16へと勝ち進んだ。
同じヒートで戦ったウィロー・ハーリー(AUS)は弱冠14歳という若さで、このマーガレットリバーの試合に参戦。このヒートは3位となりエリミネーションラウンド(R2)でR16へのラウンドアップを狙う。
▼ 【ライブ配信はこちら】 CT第4戦「Boost Mobile Margaret River Pro」
https://www.worldsurfleague.com/events/2021/wct…
▼CT第4戦Boost Mobile Margaret River Pro 男子ラウンド1(シーディングラウンド)結果
ヒート1:セス・モニーツ(HAW)11.43DEF、五十嵐カノア(JPN)10.83、アレックス・リベロ(BRA)6.00
ヒート2:フィリッペ・トレド(BRA)11.50DEF、ピーターソン・クリサント(BRA)10.10、コナー・オリアリー(AUS)8.36
ヒート3:ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)17.50DEF、ミシェル・ボーレンス(FRA)12.00、マイキーライト(AUS)7.50
ヒート4:ジョディー・スミス(ZAF))11.27DEF、ジャドソン・アンドレ(BRA)7.83、リーフ・ヒーズルウッド(AUS)7.10
ヒート5:ジェイコブ・ウィルコックス(AUS)15.30DEF、イタロ・フェレイラ(BRA)13.76、ジャック・ロビンソン(AUS)13.43
ヒート6:ガブリエル・メディーナ(BRA)13.93DEF、アドリアーノ・デ・ソウザ(BRA)10.07、サイラス・コックス(AUS)7.17
ヒート7:マシュー・マクギリヴレイ(ZAF)17.33DEF、ウェイド・カーマイケル(AUS)9.60、コナー・コフィン(USA)6.76
ヒート8:グリフィン・コラピント(USA)13.94DEF、レオナルド・フィオラバンティ(ITA)12.06、ジャック・フリーストーン(AUS)11.84
ヒート9:ライアン・カリナン(AUS)14.46DEF、エイドリアン・バッカン(AUS)7.57、モーガン・シビリック(AUS)4.93
ヒート10:ジュリアン・ウィルソン(AUS)13.07DEF、ミゲール・プーポ(BRA)11.60、フェデリコ・モライス(PRT)7.93
▼CT第4戦Boost Mobile Margaret River Pro 女子ラウンド1(シーディングラウンド)結果
ヒート1:タチアナ・ウェストンウェブ(BRA)11.77 DEF、メイシーキャラハン(AUS)10.84、キーリー・アンドリュー(AUS)8.67
ヒート2:都筑有夢路(JPN)11.56 DEF、キャロラインマークス(USA)11.33、マリア・マニュエル(HAW)8.77
ヒート3:カリッサ・ムーア(HAW)13.66DEF、ニッキー・ヴァン・ダイク(AUS)7.43、ウィロー・ハーディ(AUS)6.43
ヒート4:ブリサ・ヘネシー(CRI)11.00DEF、イザベラ・ニコルズ(AUS)7.93、ステファニー・ギルモア(AUS)7.13
ヒート5:サリー・フィッツギボンズ(AUS)12.10DEF、タイラー・ライト(AUS)11.50、セージ・エリクソン(USA)6.96
ヒート6:ジョアン・ディフェイ(FRA)12.10DEF、ブロンテ・マコーレー(AUS)8.33、コートニー・コンローグ(USA)7.33
マーガレットリバー(Margaret River)波情報
https://namiaru.tv/wave/namiDtl.php?lolaid=6536
・ベストシーズン:一年中
・ベストサイズ:4〜20フィート
・ベストスウェル: 南西-西
・ベストタイド: ロータイドーハイタイド
・ベストウィンド:東
ボックス(The Box)波情報
https://namiaru.tv/wave/namiDtl.php?lolaid=125902
・ベストサイズ:4〜10+フィート
・ベストスウェル: 南、南西
・ベストタイド: 上げ込んでいるハイタイド
・ベストウィンド:東