『波乗りジャパン』金メダル目前!都筑有夢路と前田マヒナはオリンピック代表に決定!「2021 ISAワールドワールドサーフィンゲームス」
Photo:ISA/Pablo Jimenez
5月29日(土)〜6月6日(日)まで、中央アメリカのエルサルバドルのEl Sunzal(エル・スンザル)と La Bocana(ラ・ボカナ)では、国際サーフィン連盟(ISA)によるオリンピックのサーフィン最終予選である世界戦2021 Surf City El Salvador ISA World Surfing Games(2021サーフシティ・エルサルバドル・ISAワールドワールドサーフィンゲームス)が開催されている。
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日本時間6/5(土)までで大会7日目が終了し、長きに渡り行われていたISAワールドワールドサーフィンゲームスも残すところファイナルデーのみとなった。サーフィン日本代表「波乗りジャパン」は五十嵐カノア、村上舜、大原洋人そして前田マヒナが最終日へと勝ち進んでいる。
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都筑有夢路はリパチャージRを惜しくも敗退したが、前田マヒナと共に初の東京オリンピック代表に内定された歴史的な日になった。
女子の東京オリンピック日本代表は前田マヒナと都筑有夢路!
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メインR4では7x世界チャンピオン ステファニー・ギルモアを倒してR5へと勝ち進んだ前田マヒナだが、ここで3位になリパR8へ進んだ。
このヒートではリパRを勝ち上がってきた都筑有夢路そしてオーストラリア代表のサリー•フィッツギボンズと対戦。
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サリーがトータル12.87ptでリードし、前田はそれに食らいつき11.8ptと2位でラウンドアップ。 再びファイナルデーでリパR9でサリーと対戦する。
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前田はこのヒートを通過した時点で、オリンピック代表の7枠に入る事に成功し、女子サーフィンの日本の代表選手に決定した。
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リパRを勝ち上がってきた都筑はリパR8で敗退。
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しかしこのリパR8での3位のポジションは、既に決定しているオリンピック代表(サリー•フィッツギボンズ とステファニアー・ギルモア)とアメリカ代表(キャロライン・マークスとカリッサ・ムーア)を除くと、東京オリンピックの残り7枠内に入るためここで東京オリンピックの日本代表に決定した。
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女子は、松田詩野が2019年ISAワールドサーフィンゲームズで獲得したアジア枠により、条件付きで東京オリンピック出場枠に内定していた。
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しかし、松田はリパR4で、波とのリズムが合わずに十分なスコアを揃えられなかったため敗退。前田をリパチャージRを勝ち進み、都筑もリパR8で敗退したものの、2021年のISAワールドサーフィンゲームスのランキングの方が優先され、東京オリンピック代表条件である7位枠内に入ったため、松田は残念ながら東京オリンピックの代表の切符を失う結果となった。
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村上舜と五十嵐カノアは最終メインラウンド(R)へ勝ち上がり
村上舜は現在、メインラウンド最終ヒートR7まで順調な勝ち上がりを見せている。
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メインR6でもトータル13.67ptと圧倒的な強さを見せラウンドアップ。メインR5で大原洋人との試合以外は全て1位通過し、試合をこなすごとに強くなってきているイメージ。
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五十嵐カノアはメインR6で大原洋人、ジョアン・ドリューと対戦し、トータル14.10ptを出して1位のポジションでラウンドアップした。
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メインの最終R7に残ったカノアと村上はここでフランス代表のジョアン・ドリューとジェレミー・フローレンスと戦う。ここで勝った2名がファイナルに駒を進める。
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大原洋人はリパRからファイナルを目指す
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メインR6を敗退した大原洋人はリパチャージR10へ進んだが、ここではトータル13.20ptの素晴らしいサーフィンを見せて1位でラウンドアップし、リパR11へと勝ち進んだ。
このヒートで勝つことができればリパのファイナルRへと進み、このリパファイナルRで勝つことができればファイナルへ進むことができる。
東京オリンピック男子日本代表の残り1枠は村上舜か大原洋人
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五十嵐カノアはこの世界戦に出場した時点でオリンピック日本代表選手に確定している。
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男子の残り一枠は、現時点で2019年ISAワールドサーフィンゲームズの世界ランキング4位の村上舜が有力候補となっているが、2021年のISAワールドサーフィンゲームスの順位が2019年よりも選考基準として優先されるため、大原洋人が男子全体順位5位に入り、なおかつ村上よりも今大会の順位が高ければ村上の代わりにオリンピック代表選手となる。
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ファイナル(4枠)まで目前となっている村上と大原。村上はメインR7を勝つとファイナル、仮に負けてもリパチャージファイナルへ進むことができる。
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一方の大原は東京オリンピック代表の切符を手に入れるためには、リパR11を勝ちリパファイナルRへ進み、ここで3位以上になる事、そして村上より順位を上げる事が条件になってくる。
日本時間6/6(日)の22:30 (現地時間 am7:30 ※日本との時差は15時間)よりファイナルデーはスタート予定。
日本時間22時30分よりラ・ボカナでは女子のリパチャージR9がスタートし、前田マヒナがサリーと対戦する。
日本時間22時57分よりラ・ボカナでは男子のリパチャージR11が行われ、大原洋人が登場する。
日本時間23時51分より、五十嵐カノアと村上舜のメインR7がスタート予定。
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強者揃いのファイナルデー。日本はこのまま1位をキープし、金メダルとなるか。 村上舜、大原洋人の東京オリンピック争いの行方は果たして!大注目の2021ISA ワールドサーフィンゲームスをお見逃しなく!
▼【ライブ配信】2021サーフシティ・エルサルバドル・ISAワールドワールドサーフィンゲームス
https://isasurf.org/event/world-surfing-games/
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