WSLのCT第7戦Corona Open Mexico presented by Quiksilverスタート!
World Surf League(WSL) CT第7戦Corona Open Mexico presented by Quiksilverは、メキシコのBarra de la Cruzでスタートした。
BARRA DE LA CRUZ, OAXACA, MEXICO Photo by Tony Heff/WSL
メンズのヒート1には、日本の五十嵐カノアがクレジットされ、同ヒートメンバーは、ケリー・スレーター(USA)とコロヘ・アンディーノ(USA)。
ヒートがスタートし、それぞれ1本目のライディングをしたところで、五十嵐がビーチへ。映像ではFINの交換をし、またパドルアウト。波はトロ目で多少ヨレが入っているコンディションで、繋いでいくライディングが中心だが時折バレルを形成する。中盤ケリーがトップに出て、コロヘと五十嵐が追う展開となり、五十嵐はカットバック中に波のコブに引っかかりワイプアウトしてしまうなど、ケリーよりハイポイントを持っているがバックアップスコアを伸ばせずイマイチ波とマッチしていない様子。コロへはバレルをメイクしたり怪我の心配はもう無く調子良さそうでトップへ立つ。結果、コロへがトップで通過し、2位ケリー、3位五十嵐という結果になった。五十嵐はエリミネーションラウンドへ回りヒート1に登場する。
五十嵐カノア:Photo by Thiago Diz/WSL
今大会から番号を変えたコロヘ・アンディーノ:Photo by Thiago Diz/WSL
ケリー・スレーター:Photo by Thiago Diz/WSL
ヒート3にはJPSAを回りインドネシア代表でオリンピックにも参加した和井田理央がクレジット。ヒートはオーストラリアンレッグで活躍し現在CTランキング4位でルーキーのモーガン・シビリック(AUS)とブラジリアンの中堅、デヴィッド・シルバ(BRA)。和井田も積極的にライディングするが、冷静に周りを見ながらライディングをするモーガンが1位、2位に和井田、3位デヴィッドとなった。
和井田理央:Photo by Thiago Diz/WSL
モーガン・シビリック:Photo by Thiago Diz/WSL
ヒート5にはオリンピック初代チャンピオン、イタロ・フェレイラ(BRA)が登場。このヒートは全員ブラジリアンという、いまのCTの勢いがそのまま出ているヒート。結果、イタロは2位になりラウンドオブ32へ。
イタロ・フェレイラ:Photo by Tony Heff/WSL
続いてヒート6には現在CTカレントリーダーのガブリエル・メディーナ(BRA)がクレジット。ここにはジャック・ロビンソン(AUS)もいる。ガブリエルは得意のエアーを出すセクションが中々見出せず苦戦。ジャックは途中で板をチェンジするトラブルが発生するも1位でラウンドアップし、ガブリエルも2位となりラウンドオブ32へ。
ガブリエル・メディーナ:Photo by Tony Heff/WSL
今大会からWSLファイナル5への出場権をかけた戦いが本格化し、ガブリエル・メディーナはすでに出場権を獲得しているが、現在ランキング2位のイタロ・フェレイラでもまだ未獲得なのだから、いかに熾烈な争いなのかがわかる。
五十嵐カノアはラウンド2に回るが是非とも勝ち上がりより多くのポイントを獲得して欲しい。
ウィメンズはランキング上位5人のうち3人がポイント次第でWSLファイナル5への出場権を獲得できる。カリッサ・ムーア(HAW)はすでに出場権を獲得していて、サリー・フィッツギボンズ(AUS)は、今大会優勝、ジョアン・ディフェイ(FRA)とタティアナ・ウェストン・ウェッブ(BRA)はともにファイナルに駒を進めれば出場権を獲得できるので、気合いが入ることだろう。
カリッサ・ムーア:Photo by Tony Heff/WSL
サリー・フィッツギボンズ:Photo by Tony Heff/WSL
ジョアン・ディフェイ:Photo by Tony Heff/WSL
タティアナ・ウェストン・ウェッブ:Photo by Tony Heff/WSL
今日のシーディングラウンドでは、ヒート1でサリー・フィッツギボンズは順当に1位でラウンドアップし、ヒート2のジョアン・ディフェイは2位でラウンドオブ16へ。カリッサ・ムーアはエクセレントもマークし1位で、ヒート4のタティアナ・ウェストン・ウェッブは2位、ステファニー・ギルモア(AUS)は1位、アメリカ代表で都筑有夢路選手とメダルをかけて対戦したキャロリン・マークス(USA)も1位でそれぞれラウンドオブ16に進んだ。
ステファニー・ギルモア:Photo by Thiago Diz/WSL
キャロリン・マークス:Photo by Thiago Diz/WSL
そして、ライト3兄弟のマイキー・ライト(AUS)は、このメキシコでのイベントを最後にチャンピオンシップ・ツアーを辞めることを発表し、さらに少し前にオリンピックのフランス代表として参加していた、ジェレミー・フローレス(FRA)は、2021年シーズンを最後にチャンピオンシップ・ツアーでのフルタイム参戦から退くことを発表した。
マイキー・ライト:Photo by Tony Heff/WSL
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