WSL CT第7戦はDAY2を終了。カノアとコロへがまたも対戦!
World Surf League(WSL)のCT第7戦Corona Open Mexico presented by Quiksilverは、メキシコのBarra de la CruzでDAY2が開催されメンズはラウンドオブ32まで、ウィメンズはエリミネーションラウンドまで進んだ。
BARRA DE LA CRUZ, OAXACA, MEXICO:Photo by Tony Heff/WSL
コンディションはセットで肩〜頭くらいあるが、トロめで途中張ってくるセクションがあり繋いでいく感じでマニューバー数はかなり多く入るがエアーはし辛いようだ。
メンズのエリミネーションラウンドヒート1には五十嵐カノアが登場。カノアも1本目はセットを掴み繋いでカットバックやリッピングでインサイドまで乗りつなぎ6.83とまずまずのスタート。3本目のライディングでも形良い波を選び8マニューバー入れ最後はフローターで締めるライディングで6.83を出しトップに出るが、すぐにブラジリアンのピーターソン・クリサント(BRA)がセットを掴みファーストセクションでエアリバースを決め8.33をマークし逆転1位となりそのままヒート終了。五十嵐は2位となりラウンドオブ32のヒート3へ回った。
五十嵐カノア:Photo by Tony Heff/WSL
ピーターソン・クリサント:Photo by Tony Heff/WSL
ラウンドオブ32では、ヒート3に五十嵐カノアが登場するが、対戦相手はまたしても、コロへ・アンディーノ(USA)。序盤は五十嵐が5点台と4点台を出し互いに2本のライディング時にはややリード。中盤コロヘが6.67を出して逆転すると、五十嵐は3本目に6.83を出し逆転。ここからシーソーゲームとなりコロヘもすぐに5本目に乗りテールリバースを入れ6.43で再逆転。五十嵐も4本目にローテーションを入れて6.60をマークし逆転すると、コロへもすぐに6本目に乗り7.40を出して逆転。クロスヒートもここで終了となり、五十嵐カノアは残念だが敗退となった。五十嵐がWSLファイナル5へ進むために一つでも上のラウンドへ進みたかったが、5位のグリフィン・コラピント(USA)も敗退しているので次のタヒチにかけたい。
コロへ・アンディーノ:Photo by Tony Heff/WSL
ラウンドオブ32では、ヒート9に大番狂わせが起きる。フィリーペ・トリード(BRA)と和井田理央(IDN)のヒートで、和井田がフィリーペに勝ち、ラウンドオブ16へ!和井田はインドネシア代表で東京2020にも出場し、今回はワイルドカードで出場している。そしてラウンドオブ16では、ヒート5でジャック・ロビンソン(AUS)と対戦する。
和井田理央:Photo by Thiago Diz/WSL
ヒート14では、ケリー・スレーター(USA)が、ミゲル・プポ(BRA)と対戦し、スタートから7.00をマークし、終盤にも7.60を出しラウンドアップ。ラウンドオブ16では、東京2020サーフィン競技チャンピオン、イタロ・フェレイラ(BRA)と対戦する。
ウィメンズはエリミネーションラウンドの2ヒートを消化。
ヒート1では、イザベラ・ニコルス(AUS)とメイシー・キャラハン(AUS)がラウンドオブ16へ進み、ヒート2では、シーガ・エリクソン(USA)とキーリー・アンドリュー(AUS)がラウンドオブ16へ。
イザベラ・ニコルス:Photo by Thiago Diz/WSL
メイシー・キャラハン:Photo by Thiago Diz/WSL
シーガ・エリクソン:Photo by Thiago Diz/WSL
キーリー・アンドリュー:Photo by Thiago Diz/WSL
ヒート終了後、世界最高のサーファーたちがクイックシルバーと一緒に、未来のサーフィンを象徴するサーフボードを使ったエクスプレッション・セッションを行った。
Quiksilver Icons of Surf Super Sessionには、ライアン・カリナン(AUS)、マイキー・ライト(AUS)、ステファニー・ギルモア(AUS)、キャロライン・マークス(USA)、オーウェン・ライト(AUS)、タチアナ・ウェストン・ウェブ(BRA)、マテウス・ヘルディ(BRA)、リア・ドーソン(HAW)が40分1ヒートで戦い、ジャッジが総合的なパフォーマンスで男女各1名を選出する。
Quiksilver Expression Session:Photo by Thiago Diz/WSL
Quiksilver Icons of Surf Super Sessionで優勝したのは、マイキー・ライトとキャロライン・マークスだった。ライトは、アンディ・アイアンズ(HAW)が15年前にメキシコで開催された最後のCTイベントで優勝した時に使用したボードのリメイク版に乗り、マークスはジェリー・ロペス・シングルフィンでライディング。各優勝者には5,000ドルの賞金と、アイコニックなボードの中から1本を選んで持ち帰れることになった。
フォーキャストでは、12日も(現地時間)南うねりが続き、加えて長い周期の南西うねりも入り、風はオフショアでサーフコンディションをホールドするだろうということなので、順調にヒートは進んでいきそうだ。
◆World Surf League
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