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Update:202109.27MonCategory : Namiaru?

グリフィンとケイティーが2021年WSL CS#1「USオープン」優勝! 五十嵐カノアは3位、脇田紗良は5位

PHOTO: © WSL/ Kenny Morris

WSL(ワールドサーフリーグ)のCT(チャンピオンシップツアー)の2022年クオリファイを決定させる重要なイベントのCS(チャレンジャーシリーズ)の初戦である「USオープン(US Open of Surfing Huntington Beach presented by Shiseido)」がカリフォルニア州のハンティントンビーチで日本時間9/21(火)から開催され、9/27(月)にファイナルデーを迎えた。

 

グリフィン・コラピント(USA)はUSオープン念願の初優勝

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五十嵐カノアをセミファイナルで破りファイナルまで進んだグリフィン・コラピント(USA)はファイナルでジェイク・マーシャル(USA)と対戦。

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6.83ptと7.57ptを出しトータル14.40ptで先に試合をリードしたグリフィンは、試合終了間際にエクセレントに近い7.63ptを叩き出して、さらにリードを広げてトータル15.20ptでジェイクを破り待望の初優勝を飾りCSランキングをリード。

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今回2位のジェイクは、グッドスコア7.33を含むトータル12.83pt(5.50pt + 7.33pt)で後を追うもスコアが延ばせず準優勝。CSランキングは2位にラウンドアップした。

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「16歳の時にプロジュニアで勝利した以来で、ようやく優勝する事ができました。」とグリフィンはコメント。

「このコンテストの最初から、すべてがまとまり、順調であるという奇妙な直感がありました。たくさんの方へ感謝です。私の両親は多大ですし、兄弟や友人、そして祖父母は人生を通してとても素晴らしいサポートをしてくれました。彼らのお陰で勝利することができました。」

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グリフィンは2018年のVans USオープンで決勝まで進んだが、銀メダリストの五十嵐カノアに敗れ、優勝を逃している。この2人は10代から競い合っていて、今回はセミファイナル(SF)でグリフィンとカノアが対決し、グリフィンが勝利を収めファイナルへ進出した。

「カノアとは非常に多くのヒートをサーフィンしているので、彼の戦い方をわかっていましたし、その攻略法も知っていました。」とグリフィンはコメント。

 
五十嵐カノアは日本人最高3位

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USオープンで2度の優勝を経験している五十嵐カノア(JPN)は、QF(クォーターファイナル)でルーカス・シルヴェイラ(BRA)との接戦を制してセミファイナルまで勝ち進んだ。カノアはルーカスのエクセレントスコア8.00ptに対し、エアーローテーションをメイクしたライディングで7.77ptをメイクし逆転して見せ場を作った。しかし、SF(セミファイナル)でライバルのグリフィンに敗れ、歴史的な3回目の全米オープンタイトルを逃した。

カノアは今大会3位で、日本人最高位でCSランキングを5位にアップさせた。

PHOTO: © WSL/ Kenny Morris

今大会ベスト16まで勝ち進んだ村上舜は9位で、CSランキング6位と2022年CTクオリファイ圏内にいる。

 

弱冠15歳のケイトリン・シマーズ(USA)が女子USオープン優勝

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SFではCTサーファーのコートニー・コンローグ(USA)を破りファイナルまで勝ち進んだケイトリン・シマーズ(USA)は、ファイナルでガブリエラ・ブライアン(HAW)と対戦。

PHOTO: © WSL/ Kenny Morris

オープニングから6.33を出し順調なスタートを切ったケイティーは、5点台のバックアップを揃え試合をリード。その後試合の残り14分でグッドスコア7.17ptを出しさらにリードを広げ、ガブリエラが逆転するのに7.83pt必要な窮地に追い込んだ。そしてさらに6.73ptを出したケイティーは完全に試合を支配しトータル13.90(7.17pt+6.73pt)でUSオープン初優勝を飾った。

PHOTO: © WSL/ Kenny Morris

「私は本当に幸せで、全てがうまくいったことが最高に嬉しいです。」と優勝後ケイティーはコメント。

「満潮時のファイナルだったので、波を20分待った準決勝でやったことはできなかったので、すぐにスタートしようとしました。私は実際にCTクオリファイしようとしているのではなく、続くフランスとポルトガルの試合も楽しみたいです。」

準決勝でケイティーは、2度のUSオープンチャンピオンでCTのベテラン選手コートニー・コンローグ(USA)に勝利する必要があった。カリフォルニア州オーシャンサイドのライバルは、まだ彼女を世界最高の選手に加わることを考えていないかもしれないが、2021年のケイティーの素晴らしいスタートは、大きなインパクトを残している。

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コートニーは今大会3位でCSランキングは12位。

「今年の私の考え方は何も変わっていません。いつものことをしているだけで、うまくいっていると思います」とケイティーは付け加えました。

「プロジュニアを制した後にこの大会で優勝する事ができて最高です。今大会、ずっと良いサーフィンをしていたガブリエラに勝利できて本当に気分が良いです。」

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ガブリエラはQF(クォーターファイナル)ではCTサーファーのキャロライン・マークス(USA)やSF(セミファイナル)ではココ・ホー(HAW)を破り決勝まで勝ち進んだ。ファイナルでは逆転に必要なスコアが出せず惜しくも準優勝となったガブリエラだがCSランキングは1位で現在CTクォリファイの有力選手の1人だ。

 
QFまで勝ち進んだ脇田紗良は5位