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Update:202202.28MonCategory : Namiaru?

プラスチックを使わない砂防柵を!SFJが提案

Photo:SFJ
日本の海岸環境の保護を活動目的とした一般社団法人サーフライダーファウンデーションジャパン(SFJ)は、海岸に設置されている砂防柵について改善を神奈川県に提案した。

砂浜に設置される砂防柵は道路などへの堆砂を防ぐために不可欠なものです。

葦簀(ヨシズ)や竹簀(タケズ)で作られた砂防柵は砂浜の見慣れた景色ですが、プラスチックでコーティングされた針金が多用され、劣化や破損により砂浜に残されていることが多い。
Photo:SFJ

Photo:SFJ

Photo:SFJ
こんなところからも、マイクロプラスチックが排出されてしまう。
さらに芯は針金なので、砂浜に金属片が残り怪我の要因になることも。
ビーチクリーン活動でも緑色の針金のゴミは非常に目に付く事もあり、SFJは海岸管理者である県土整備局に対して、プラスチックを使わない砂防柵の設置を提案していた。

県土整備局に属する藤沢土木では、提案を受けてプラスチックでなくシュロ縄を使った砂防柵を約50m実験的に設置し1年が経過したので現場を視察した。
Photo:SFJ
残念ながら風雨に耐えられず切れたシュロ縄が散見されたが、県の姿勢は評価すべきものであり、今後もプラスチックを使わない砂防柵の実験に取組みたいとの話になったようだ。

SFJはさらに県に対して、県産木材や孟宗竹などを使用した自然に優しい新たな砂防柵の施工方法を代替え案として提案し、地元の間伐材を使用することでカーボンオフセットにも貢献出来る可能性がある。また、竹害対策にも一役買える代替え案も提案し、今後、海岸で実証実験を行う予定だ。
Photo:SFJ

今後の展開に期待したい。

詳しくはSFJオフィシャルページで
https://www.surfrider.jp/