ドジ井坂と呼ばれ多くの人に愛され続けた、日本サーフィン界のパイオニア井坂啓美氏が2022年３月１８日4時27分に亡くなった。７４歳だった。
昨年８月に胃がんであることがわかり、治療を進めていたが天国へ旅立った。

ドジさんは1948年に神奈川県茅ヶ崎市で生まれ、１４歳からサーフィンを始めたドジさんは、初代全日本チャンピオンになるなど、国内での活躍だけではなく、いち早く海外へ飛び出したサーファーの一人だ。

コンテストへ出場するだけでなく、シェイパーとしてもコスミックサーフボードを立ち上げて、日本の商業サーフィンの創世記を支えた一人でもある。

現役を引退後はASPの常任理事として貢献。

また、一般の人にサーフィンの素晴らしさを伝えるために、さまざまなメディアにも登場し親しみやすい人柄もあり人気者となった。

また、全国のビーチクラブネットワークを構築したり、早くからサーフィンスクールを雑誌で連載したり、サーフィンメゾットを構築したり活躍の幅は広かった。

なみある？とも、東京オリンピックの時には、アメリカのセーリングチームと繋げてくれたりした。

会うたびに、「こんなことやりたいんだよ」「これなみある？で、できない？」と、まだまだやりたいことが、いっぱいあったドジさん。悔しかっただろうなぁ。
なみある？としても実現できなかったことが多くてごめんなさい。

天国でも各国のサーファーと良い波に乗ってくださいね。

ご冥福を心からお祈り申し上げます。