東京五輪サーフィン女子金メダリスト カリッサ・ムーアが下田で交流を実施
東京五輪女子サーフィン競技金メダリストのカリッサ・ムーアが設立した「ムーア・アロハ財団」と「USAサーフィン」下田に訪れ、オリンピック・レガシーの創出とグローカルCITYプロジェクト推進のために、主に下田中学校生徒との交流が行われた。
下田中学校は今年4月に全国で2番目にできた中学校サーフィン部で、このサーフィン部の生徒を中心にトレーニングキャンプによる交流を実施した。
ムーア・アロハ財団のトレーニングキャンプは日本で初めて実施され、ヨガでの呼吸法や栄養学、英語のレッスンや、サーフィンセッションや清掃活動等の社会奉仕教育を実施した。
財団のトレーニングは、アロハスピリットを広める活動であり、ALOHAが意味する「愛情・親切さ・穏やかさ・謙虚さ・忍耐」について学ぶカリキュラムとなっていて、下田出身のプロサーファー大野修聖も参加した。
今回は、カリッサ・ムーアと共に、カリッサの父でコーチのクリストファー・ムーア、USAサーフィン代表選手カイ・クシュナーと父で元プロサーファーのウォーレン・クシュナーとUSOPC元日本代表駐在員ジョン・オオモリが来訪した。
最終日のトレーニングキャンプの振り返りフリートークでは、カリッサ・ムーアからは、下田の波の特徴や波の読み方の理解をすること、カイ・クシュナーとウォーレン・クシュナーからは続けることの大切さを。クリストファー・ムーアからは、積極的に質問をすること、トライすること、また、サーフィンへの思いを持ち、両親にやりたい気持ちを伝えサポートしてもらうことを生徒だけでなく保護者の方にも伝えた。
最後にカリッサは「この2日間本当に楽しかった。こちらも学ぶことが多く、子供たちからアロハスピリット(ALOHAの精神)を感じた。来年はみなさんとハワイで会えることを願っている。」とコメントした。
下田市滞在の最終日は、市長のもとに表敬訪問し、このキャンプの成果と来年以降も子供たちとの交流を続けていきたいと話し、その後は市内を散策し、午後より牧之原市へと移動した。
11月3日には、ムーア・アロハ財団が訪問している牧之原市に下田中学校生徒が合流し、WAVESTADIUMで相良高校の生徒と一緒にサーフィン体験を実施する予定となっている。