パタゴニアのアロハシャツ世界へ! この夏、注目の書籍が発売
毎年、夏前にパタゴニア(Patagonia)から発売されるアロハシャツシリーズ『パタロハ(Pataloha)』が人気を博している。
そんな中、今年はそのパタロハシリーズの熱狂的なファンには、はずせない一冊『 The Aloha Shirt - Spirit of the Islands- 』の日本版が発売される(7月5日(金)より、パタゴニア直営店にて先行販売)。
アロハシャツの生き字引であるデイル・ホープによる力書
本書では、パタロハのメイン・デザイナーであり、アロハシャツの生き字引であるデイル・ホープ(Dale Hope)が、何百ものインタビュー、新聞や雑誌の記事、個人の記録などから、アロハシャツの歴史について詳しく綴っている。
また、歴代のアロハシャツなどを含め700点以上もの美しいビジュアルが載せられており、写真を見るだけでも、楽しめる内容になっている。
ちなみに、2000年から続くパタロハシリーズを立ち上げに携わったのも彼であり、多くのクリエイター、デザイナーとのコラボレーションで、次々とアロハシャツの印象を変えるデザインを作り続けている。
アロハシャツの歴史…その起源は日本の和服?
アロハシャツの歴史は意外にも古い。“アロハ(Aloha)”とはハワイ語で「好意」「思いやり」「挨拶」などの意味があり、1930年代中頃から急速な発展をはじめたハワイでリゾートウェア、お土産として作られるようになった。その起源については諸説あるが、日本の和服から派生したという説が有力と言われている。
また当時、ほとんどの生地はアメリカ本土あるいは日本から輸入され、特に日本には京都を中心に高度な染物技術があり、品質の良い生地を小ロットで大量に供給することが出来たため、第二次世界大戦前、戦後を通して、多くのアロハシャツの生地が日本で作られたと言われている。
こう歴史を紐解いていくと、アロハシャツが意外にも日本との関係が深く、グッと親近感が湧いてはこないだろうか。
ぜひ、この夏『 The Aloha Shirt - Spirit of the Islands- 』を読んで、パタゴニアのアロハシャツの世界へ浸っていただきたい。
–詳細–
タイトル:『The Aloha Shirt - Spirit of the Islands-』
価格:¥ 9,450-(税込)
著 者:デイル・ホープ
序 文:ジェリー・ロペス
発 行:Patagonia Japan Publications
出版日:2013年7月5日
今年のパタロハはサーフィンの神様ジェリー・ロペスにちなんだ柄
今年のパタロハシリーズは、タヒチのパレオ(巻きつけるスカート)とサーフィンの神様と崇められているジェリー・ロペス(Gerry Lopez)のシグネチャー・ロゴにヒントを得たオリジナル柄を取り入れたものになっている。
昨年は発売されなかっただけに悲しんだファンも多かったに違いない。今年は夏を目前に、いち早くゲットしておこう。
ちなみに、サーフィンの神様ジェリー・ロペスは世界的に有名なプロサーファー。パタゴニアのアンバサダーであり、2010年の来日時にはサイン会にファンが殺到したほどである。年齢を重ねてもサーフィンのスタイル、立ち居振る舞いはかっこいい。
▼ジェリー・ロペスの波乗り動画 by YouTube
参考)
・パタゴニア:サーフィン・アンバサダー:ジェリー・ロペス(http://www.patagonia.com/jp/ambassadors/surfing/gerry-lopez/75390)
・海外移住資料館だより 第1号 資料探検隊(http://www.jomm.jp/newsletter/tayori01_02.html)
・Patagonia Men’s Pataloha Shirt(http://www.patagonia.com/jp/product/?p=52572-0)