はじめてのサーフボード選びのポイント
今回は“サーフィンをこれから始める方のサーフボードの選び方”についてのお話です。すでにやっている方も友人に勧めるときなどの参考にしてみてください。長年店頭で接客してきた経験、毎年サーフィン体験スクールを行ってきた経験、ショートボードからロングボードまで節操無くどんなボードにも乗ってきた経験から導きだしたベストな提案かと自負していますので、是非参考にしてみてください。
これからサーフィンを始める方にとってサーフィンはなかなか手ごわいイメージでしょうか。技術的なこと、体力的なことに加え海のルールなど覚えることが多いというのもありますが、スタートの仕方によってはなかなか上達できないのも現実です。はじめにどんなボードでチャレンジするかによっても大きく左右されるので、最初のサーフボード選びはとても重要なのです。
テイクオフ出来るか、サーフボードに立てるかどうかに大きく影響するのはボードの浮力です。浮力が大きいボードほど簡単になります。ということでポイントはズバリ、自分の生活環境の許す範囲で“一番大きいのを選びましょう!”ということにつきます。
”生活環境の許す範囲で”というのも重要です。マンションの10階に住んでいるのにエレベーターに入らない長さのボードは現実的ではありません。エレベーターの対角線で入れられる長さが基準になります。車の中に積みたい場合は車の中のサイズ、電車で移動だったら車内に入れられる2m前後が基準となります。
長さが決まったら、横幅、厚さ、ボードの形で浮力を調節します。体重がある方、バランス感覚・運動神経・体力に自信のない方はより幅広で厚いものを選ぶのがオススメです。
もう一つのポイントとしてサーフィンはあくまでも遊び(これからプロになろうとしている方は別ですが)なので、理想のスタイルに合わせて選ぶということです。そこを曲げてまで買う必要はもちろんないので、やりたいスタイルが決まっている場合はその中で選びます。
「ロングボードでのんびりやりたいな~」という方は簡単です。浮力は十分あるので、かっこいいと思うボードを選んでそれではじめるのでOKです。操作性の良いオールラウンドなものが良いという意見もありますが、まずはテイクオフして波乗りの楽しさをより感じたいのであればクラシックなシングルフィンの方が良いというのが自分の意見です。「とにかく波に長く乗れれば最高~!」という場合は確実にこのタイプが良いです。実は女性にもオススメなんです! なによりシングルフィンのロングボードはかっこいいから最高です。ゆくゆくはロングボードでもリッピングしたいという方はサイドフィン付きが良いです。サイドフィンが取り外し出来るタイプであれば、最初は大きめのシングルフィンのみを付けて練習するのがおすすめです。
「ショートボードで激しくサーフィンしたい!」という方は、大きいボードからはじめて徐々に短くしてくのがベストですが、そうもいかないと思いますので2mくらいでボリュームのあるものでスタートすれば良いでしょう。もちろん長さが短くなる分、難しくはなるので、それだけの覚悟は必要です(笑)
あとは一緒に行く予定の人のスタイル、行く予定のポイントの波質など考慮しなくてはいけないポイントもありますので、詳しくはお店でスタッフにじっくり相談してみてください。いろいろなタイプから選んでみたいという方は是非オッシュマンズ原宿店でお待ちしています。
今は歴史的にもほぼ全ての年代のサーフボードが復刻した時代です。下の写真のアライヤから考えれば、約100年前から現代に至る様々なボードを選び放題なのです。何かにこだわって乗れないボードで無理やりやるよりも、乗れるボードで楽しむ方が絶対にhappyになれるはずです。ちょっとした偏見をすてて自由にサーフボードを選んでみてください。より楽しくなること間違いなしです。
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