2013ツアーもクライマックスへ。ワールドタイトルの行方は、ミックか、ケリーか。

Photo: Ryan Craig

全10戦がクレジットされた今年のワールド・チャンピオンシップ・ツアーもいよいよファイナルを迎える。最終戦は12月8日からハワイ・オアフ島で開催されるビラボン・パイプマスターズ。ノースショアに悠然とブレイクするパイプラインが舞台だ。

今回の見所は、何よりワールドタイトルの行方が、このパイプマスターズで決することに尽きる。タイトル獲得の権利を持つコンペティターはふたり。3度目のタイトルを狙うミック・ファニングと、前人未到となる12度目のクラウンを勝ち取りにいくケリー・スレーターだ。

現状、ケリーが状況を覆して12度目となるワールドタイトルを得るためには優勝が条件となり、かつ、ミックが5位以下の成績となる必要がある。カレントリーダーのミック・ファニングが圧倒的に優位な状況であるものの、パイプラインに絶対の自信を持つケリーによる猛追を無視することはできない。パイプラインの波がグラッシーとなり、バックドアが姿を見せはじめると、バックドアでもパイプラインでも深いポジションからメイクしてしまうケリーの躍進をストップすることは難しい。波のコンディションは、間違いなくヒート展開に大きな影響を与える要素となる。

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http://www.vanstriplecrownofsurfing.com/billabongpipemasters2013/live