JPSAロング鴨川　優勝はユージン・ティール＆植村未来！

波に恵まれたマルキで熱く戦われてきたJPSAロング最終戦・鴨川もついにファイナル。

まずは女子ファイナル。植村未来VS岡澤紫穂の戦い。今大会でプロ資格を獲得したルーキー岡澤が、今年度のグランドチャンピオンを確定している植村と対戦するという、注目の一戦。

序盤から飛ばしてきたのは植村。しっかりと波を刻みポイントを着実に重ねていく。一方、岡澤はなかなか良い波に巡り合えずスコアが伸びずにいた。時間は刻々と過ぎ、岡澤は逆転に7点台が必要という窮地に追い込まれることに。
波を引き寄せる植村の前にルーキー岡澤は成す術もなく無情のホーン。結果、植村が圧倒的な強さを見せて優勝。グランドチャンピオンとともに今大会の栄冠も手中に収めた。

続いて男子ファイナル。鍋島木口里VSユージンティール。久々のファイナル進出を果たしたベテラン鍋島と、すでにグラチャンを決めたユージンの戦い。マンonマンだけに、両者じっくり波を選び高得点を狙う。パンチの効いたマニューバーを得意とする両名だけに、甲乙つけ難いデッドヒートとなった。先んじてリードを奪ったのは鍋島。しかし中盤、ユージンがセットを巧みにつかみ、ノーズ、カービング、レイバックと技のオンパレードで7.0、6.5を連取、逆転した。

その後、鍋島が再び逆転を狙って猛追するが…。30分間の死闘を制したのは、今季絶好調のユージンだった。ユージンティールがグランドチャンピオンを獲得するとともに今大会も制した。

こうして長きに渡って戦われてきたJPSAロング最終戦「鴨川ロングボードプロ」は終了。2013年度のJPSAスケジュールの最後にふさわしい、素晴らしい戦いで幕を閉じた。

「鴨川ロングボードプロ supported by 海童」
■MEN
優勝：ユージン・ティール
2位：鍋島木口里
3位：岡部祐司、鈴木剛
4位：尾頭信弘、富圭一郎、畑雄二、佐藤広

■WOMEN
優勝：植村未来
2位：岡澤紫穂
3位：大島みどり、吉川広夏
4位：伊藤奈央子、阿隅由香里

■ベストオブザベストライド賞
MEN：ユージン・ティール（8.25）
WOMEN:植村未来（8.00）

■2013年グランドチャンピオン
MEN：ユージン・ティール
WOMEN：植村未来

■2013ルーキーオブザイヤー
吉川広夏

JPSAロング最終戦　詳しいリザルトはこちら↓
http://www.namiaru.tv/ust/jpsa/