Rip Curl Proカイオットン初優勝!タイトルレースはミック vs ケリーに
「2013 Rip Curl Pro Portugal」 Final Dayはランンド4からファイナルまでの全5ラウンドが行われた。
ファイナルは誰もが予想できなかった2人。なんとカイオットン(AU)がルーキーのナットヤング(USA)を下し初優勝を飾った。
「この時をずっと夢見てたよ。ここポルトガルでそれを叶える事ができたんだ。ナットはずっと調子良かったからね。決勝は観衆にはちょっと退屈だったかもしれない、でもどうって事ないよ。もう最高だ。」
Kai Otton Photo: Kirstin/ASP
「これまでにないくらい不思議な気分だよ。」とWCTイベントで初優勝を飾ってオットン。「信じられないよ。この勝利、WCTに入る前に亡くなった祖父に捧げたいよ。」
そして他にも、「今年、自分を変えた1つとして、彼女が妊娠したんだよ。」 続けて「すごいストークしてるし、最終戦も楽しみだよ。」
Kai Otton Photo: Cestari/ASP
QF2 (準々決勝)でミック(AU)を、SF 1(準決勝)ではパーコ(AU)と強豪を打ち負かし,そして優勝を果たしたオージーのグーフィーフッター。
これでミックのタイトルレースは最終戦まで持ち越し、パーコは計算上タイトルの可能性はなくなった。
一方で、
ナットヤング(USA)はまたしても2位という悔しい結果に。(今年、第2戦のベルズビーチでデスーザ(BRA)に敗退し2位。)けれども今季トップ10入りと好成績のルーキー。QF3では強敵ジョディー(ZAF)、SF2ではカー(AU)に勝利している。
これでタジ(AU)に続きジョディー(ZAF)はタイトルレースからはずされた。
Nat Young Photo: Kirstin/ASP
「あと少しで勝てたんだけどね、もう2位だってわかってたんだ。」とナット。「ほんと勝ちたかったんだ、でも終わって振りかえってみると2位の結果にストークしてるよ。」
さて、
QF2では良い波に乗れず、ワールドタイトルを最終戦に持ち越したミック。この敗退が何か彼のスイッチを押したようだ。
Mick Fanning Kirstin/ASP
「残念な結果だったけどストークしてるよ。ここでの敗退がパイプ戦へのモチベーションを上げてくれたよ。ハワイへ行くのが楽しみさ。」
ワールドツアーも残り1戦、タイトルレースはミックがかなりリードしてハワイの最終戦へ。
ケリーが優勝でミックが5位以下の場合、ケリーのV12が決定する。 仮にケリーが2位で、ミックが13位でもミックのワールドタイトルが確定する。
WCT 第10戦 Billabong Pipe Mastersは12月8日からハワイで行われる。 (パイプでは、Top12の選手はラウンド3からスタート。)
最終戦は目が離せない。ケリー、ミックのV3を阻止できるか。
Kelly Slater and Mick Fanning Photo: Kirstin/ASP
ファイナル結果:
1 – Kai Otton (AUS) 12.23
2 – Nat Young (USA) 11.03
セミファイナル結果:
SF 1:
1 –Kai Otton (AUS) 14.83
2 –Joel Parkinson (AUS) 12.23
SF 2:
1 –Nat Young (USA) 14.07
2 –Josh Kerr (AUS) 10.66
クォーターファイナル結果:
QF 1:
1 –Joel Parkinson (AUS) 15.07
2 –Julian Wilson (AUS) 14.90
QF 2:
1 –Kai Otton (AUS) 10.00
2 –Mick Fanning (AUS) 9.43
QF 3:
1 –Nat Young (USA) 15.10
2 –Jordy Smith (ZAF) 14.54
QF 4:
1 –Josh Kerr (AUS) 10.67
2 –C.J Hobgood (USA) 8.56