都心からの移住者が増加する千葉・一宮がビーチタウンとして活気づいてきた。
子供の日に放送されたワールドビジネスサテライト(テレビ東京系列ほか)。番組内で紹介された千葉県・一宮町のムーブメントは、「サーフィンのある生活」を実践しようと、都心からの移住者が増え、街そのものが活気づいてきたというもの。その背景にあるのは恵まれたビーチ環境で、一宮町にある九十九里海岸は遠浅のビーチはサーフィンにうってつけ。波は豊富なため、四季を通じて多くのサーファーが訪れる。
しかも特急を使えば、上総一ノ宮駅と東京駅間は1時間。鎌倉や茅ヶ崎といった湘南から都内へ通うのとさほど変わらない。けれど変わるのは、湘南より豊富な波と土地の値段。東京や湘南のビーチエリアより安く、しかも自然がたっぷり、子育て環境にもよさそうだ。
番組内でも紹介されていた波乗不動産は、一宮エリアを中心に多くの物件を抱え、その多くがサーファー仕様という独特さ。その理由はオーナーの佐々木真さん自身がサーファーで移住組であることから、海の近くに住みたいという人が多く訪れる不動産屋だ。
玄関近くにボードラックがあったりと、
快適かつサーファー視点が随所にみられる
同じく番組内で紹介された、宿泊施設を備えたレストランのポレポレ。“一宮=カントリー”というイメージを払拭するようなオシャレな雰囲気は、やはり移住者のオーナー高橋さん(もちろんサーファー!)が手がけているからこそ。ポレポレの噂を聞きつけて、自然に囲まれた環境でゆっくり食事を楽しみたいと訪れる、都内からのゲストも少なくない。
若潮牛フォアグラトリュフハンバーグなど
地域の食材を使った料理は絶品!
海岸線に沿う県道を走ればたくさんのお店が並び、またモダンなレジテンツがちらほら。友達とシェアして週末を海で過ごす人も増えたりと、過疎に悩む地方の街が多いなか、一宮街は海という資源を糧として外から人を集めている。
東京から1時間で自然たっぷりの環境が!!
一宮町以外にも、サーファーを多く集める地域は多い。たとえば伊良湖ポイントのある愛知県田原市や、サーフィン部が県庁で活動する宮崎県、高知県東洋町や宮城県仙台市も行政からの理解を得ているといえるだろう。
こうした各地域が一宮町のように盛り上がっていくと、ビーチカルチャーへの理解度が高いカリフォルニアのような光景が、日本の海岸線にもあらわれるのかも!
9月にはビーチを疾走する玉前神社の祭り『上総十二社祭』がある。
1200年以上の歴史と伝統に触れたいと全国から人が集う
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