冬の冷たい雨も関係なく、“波を当てたい”サーファーが代官山に集結!
冷たい雨が降る先週木曜の12月19日、東京・代官山のシアターサイバード代官山では、『波を当てる気象講座』が、サーフィン・波情報サイト『なみある?』の気象予報士、森園尊生さんを講師に開講されました。
90分の講座は、森園さんによる講義が中心の第1部と、第1部を受けて実際に参加者が波予想をする第2部で構成。内容は、“天気図から波を予想できるようになる”という、このデジタル時代になんともアナログなものです。
たとえば第1部では基本的な高気圧や低気圧の仕組みといった波の誕生に関係する自然現象をおさらい。「小学校や中学校で習ったかも?」といった内容に参加者は脳ミソに汗をかきながら、「どうして海に波が立つの?」「天気図から風を読むための6つのルール」「波を当てるため天気図から風を読む」という、 “なるほど!”なキーワードの連発に知的好奇心をくすぐられていたようです。
ひと通りの講義が終わると、今度は実際に“考える”ワークショップへ。このワークショップは天気図から風と波を予想することをテーマとしていて、今回は平成24年2月1日午後12時発表の天気図と、平成24年2月1日午後12時発表の天気図を見ながら、「それぞれの日の風を見つけ、波を読む」というものでした。
森園さんが会場内を歩き、参加者からの質問に応えながらのワークショップは、その結果から総じて講座の理解が進んでいたように思えます。さらにクリスマスウィークということで、ご協力を頂いた協賛各社からのアイテムが参加者全員にプレゼント。スポンジボードのビーターまでが用意され、真冬の寒さを吹き飛ばすホットな1日となりました。
とても便利ではありますが、デジタルツールを使い続けると、◯△▼という記号で波質を判断することに慣れてしまいます。けれど、天気図を読めるようになると、その日その時という瞬間ではなく、数日にわたっての波予想が可能になります。そして、長い目で波を読めれば生活設計に変化が生まれ、サーフィンライフはより良く向上します。
もっとより良いサーフィンライフを応援するために生まれたのが本講座。来年以降も内容をさらに充実させて展開していく予定です。本年は縁なくご来場頂けなかった方も、ぜひ今後更新される来年のスケジュールをご確認頂き、足を運んで頂ければと思います。