ミッチ・アブシャーが監修する『BEACHED DAYS #3』- オッシュマンズ 吉岡雅晴
Mitch Abshere （ミッチ・アブシャー）が監修してカリフォルニアの高感度なサーフショップを中心に販売されている”BEACHED DAYS（ビーチドデイズ）”。早くもvol.3 が発行です。
この本はミッチ・アブシャーの目を通してまとめられるカリフォルニアのサーフカルチャーが満載で、毎号ページをめくるのがドキドキするほどの内容。カリフォルニアのお店でも（少量しか入荷しない日本ではもちろん）すぐに品薄になってしまうほど秘かな人気の本なのです。
ミッチ・アブシャーは「レギュラーのミッチ、グーフィーのジョエル」という文字通り、ジョエル・チューダーとカリフォルニアの双璧を成したスタイルマスターで、多くの若手に影響を与えたサーファー。最近では日本でも大人気のフィンブランド『キャプテンフィン』の主宰者として、ショート・ロング問わず多くのスタイルあるサーファーのまとめ役ともなっています。
２０００年に映画『ORIGIN OF BLUE』に出演し、そのプロモーションで来日していたころから日本でのファンも増えはじめ、以降、ほぼ毎年来日することもあって日本でもファンが多い人気者。また最近では、ジョエル・チューダーが招待した選手のみで開催される、世界中の極上ポイントでのイベント『DUCT TAPE INVITATIONAL』のまとめ役も務めるという、まさにみんなの“アニキ”的なサーファーなんです。
そんなミッチ・アブシャーが今号で特集したのはサーフカメラマンの巨匠アート・ブリュワー（ART BREWER）、『DUCT TAPE INVITATIONAL』についてのジョエル・チューダーへのインタビュー記事など見逃せない内容。今回もカリフォルニアサーフカルチャーが満載の1冊になっています。
（オッシュマンズでも少量ですが販売中）
と書いておきながら、英語が得意でない自分は写真とレイアウトを見るのがメインで、読みたいところだけiPhoneの翻訳アプリを片手にちょっと読むというていたらく・・・。ですが、サーフィンの本は大好きなので、写真集を中心に美しい本はすぐに欲しくなってしまい、本棚のコレクションは充実する一方の自分が自信を持ってオススメするので、英語が読めなくても楽しめることは間違いありません。
ミッチ・アブシャーは、先日の来日時には静波で開催された『Single Fin All Stars』と『JPSA特別戦 OSHMAN’S STYLE MASTERS』というシングルフィンの大会にキャプテンフィンクルーを従えて参戦。スタイルマスターズではジャッジも務めてもらいました。
また、その時に見せてもらった『KOOK TOUR』と題したプロモーション用ムービーの出来が素晴らしく（決してきれいな仕上がりとはいえないのですが内容が素晴らしい！）、ムービーでもカリフォルニアのカルチャーを余すところなく表現していました。来日の度にオッシュマンズの原宿店にも尋ねて来てくれる心やさしい“アニキ”のミッチ・アブシャーのセンスと多彩な才能には、ただただ脱帽です。
