Update:201310.19SatCategory : 

デレク・ハインドが手がけるフィンレスボードを、あの千葉公平がライド!

slow summer day from 303 surfboards on Vimeo.
 四国を拠点とする303サーフボードは、千葉公平がみずからサーフし、得たインプレッションを新しいデザインに反映させていく、国内でも稀少なサーフボードブランド。デザインの豊富さも屈指のバリエーションで、シングルフィンからトライフィン、コンペ用からエンジョイ派まで多彩に取りそろえ、サーフィンの可能性をサーフボードで表現しようと試み続けている。

 そして、ここに紹介する映像は、なんとフィンのないフィンレスのサーフボード。デレク・ハインドという、元プロサーファーでありジャーナリストが長らく追求してきたデザインを、千葉公平が四国の波で筆下ろしをしたもの。キレイにブレイクしていく四国の波の上を、クルクルっとワルツを踊るように華麗にライドしていく様子は何とも新しい。

 フィンがないことで失われる機能はエッジをハードに立てることでカバーし、またフィンがないということは、波にフックする箇所が小さくなるために、サーフすること自体がとても難しいことを意味する。それをここまで乗りこなすのは、さすが波を中心とした生活を送り続けているサーファー、千葉公平ならでは。

 今のところ、同デザインの第一人者であるデレク・ハインドへの敬意を示して、303サーフボードが独自のデザインとしてリリースすることはないという。そのスタンスもまた、彼のパーソナリティをあらわしている。

 それにしても、いい波、である。

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