Update:201310.16WedCategory : 

平塚発のフィルムプロジェクト”Hiratsukanian Ⅲ”がDVDになりました。- オッシュマンズ 吉岡雅晴

 Hiratsukanian=平塚の人 MO3こと劔持良輔氏主演のサーフフィルム”Hiratsukanian”がついにDVDで発売!

 この作品はこれまでも同氏が発起人となって開催されたフィルムフェスティバル”YOKONORI NIPPON”など映画館やイベントで上映され、アンダーグラウンドながら高く評価されてきた作品。

 これを手掛けるのはカリフォルニアを中心に活躍する竹井達男氏。今回のタイトルにもなった白いバンで生活しながら、撮影を続けているかなりストイックなカメラマン&映像作家。日本での知名度は低いですが、その作品と自身が魅力的ゆえにサイラス・サットンの“KORDUROY.tv”で取り上げられ、またそれがSURFER’S JOURNALのウェブサイトでも取り上げられたというカリフォルニアでの評価の高い本物のクリエーターなのです。50~60年代のカリフォルニアのサーフカルチャーについての造詣の深さは現地でも有名なほどで、作品にも古いサーフムービーのテイストが随所にみられる。加えてMO3×竹井ワールド全開ともいえる”和”のテイストも満載なのもみどころのひとつ。

 内容は基本的にはホワイトバンに乗りサーフ&スケートしながらカリフォルニアからメキシコまで駆けまわるロードムービー(ちょうど良さそうな良い波がいっぱい!)に加え、もちろん地元平塚のフッテージ&おもわず笑ってしまうお楽しみ映像で世界観がつくられている。
 ボードの長さやフィンの数にとらわれず(アライヤの名手としても有名)、波乗り(というより横乗り)そのものを追及している劔持氏ならではのバラエティに富んだ様々なボードが出てくるのが見どころ。そんなボードを乗りこなすお手本にも良いのですが、なによりどんな波(状況)でも最大限楽しんでしまうところが多くのサーファーに良いインスピレーションを与えてくれるだろう。(難しく書きましたが、要するに最高にハッピーになれるので観てみてください!)
 とかく何かを追求すると自由度が少なくなってしまう日本人特有の感覚がある中で、サーフィンのカルチャーを理解しつつ自由に波乗りを追求している彼らの動きには今後も注目していきたい。

 YOKONORI NIPPON FILM FESTIVAL は今年も11/16(土)~11/22(金)の期間でAEONシネマ茅ヶ崎にて開催予定。映画館で日本のクリエーターたちによる横乗りワールドを体感してみてはどうでしょう。

>> おすすめ <<
【申込募集】サーファーのための波浪・波高ツールの見方、使い方講座@シアターサイバード代官山【なみある? 会員 無料】

Tags: , ,