見えない物事へのリスペクト

見えない物事へのリスペクト、

これができないものは嫌われる。

一見さんお断りのお店や、そうでなくても、厳しい『見えないルール&マナー』みたいなものがあるように思う。

サーフィンもそれと同じ。
海の中でのルール&マナーみたいなものがきっちりとあるように思う。
ルール&マナーはその場その場で違うこともあり、そこが見えないルール&マナーなのだ。
もちろん基本のルール&マナーは同じなのだが、土地によってそのものは少しずつ形を変えている様に思う。
多分これはサーフィンのみならず、いろんな世界で同じようなことがあるのだろう。
そして、この事を少し広げて考えてみると、人が地球上で生きる大切な何かに少し近づけるのではないかと思う。僕の意見としては近頃日本が戦争に対して前向きになっている様に思え、人類の進むべき道としては大きな後退であると僕は思う。
1つの国が勝とか負けるとか、とても大切なことなのだろうが日本人はその先に行くべき人種であると思う。
なぜならば僕が世界中旅してきて（もちろんまだまだ見たことも無い世界がいっぱいあるのだが）思う事は、武士道にも代表されるような、日本人のその洗練された心の持ち方はすばらしい磨き上げられた人の生きる道であるように思う。
今の世の中でこれを実践するのはとても窮屈で大変なことであると思うが、この狭い島国日本でそれをできなければどこでできるのだろうかと思う。
その心を育ててくれるサーフィン。自然との生き方や共存共栄、生き物が生き物として、また人が人として素晴らしく生きる道を示してくれるサーフィンと言うモノが僕は大好きだ。
さぁ、心を洗ってくれる海に修行しに今日もいこうではないか。

堀口真平