Update:201406.26ThuCategory : BLUERマガジン

波の内側はとってもキレイ。選ばれた写真は一瞬の絶景のみという1冊


この写真はハワイ・オアフ島ノースショアで撮影されたもの。冬のノースショアはサーフィンのメッカで、腕に自信のあるサーファーが世界中から集まるほどに上質な波がブレイクすることで知られています。

この写真も、とある冬の1日に撮られた1枚。左から右へ規則正しく割れていく様子は、“さすがノースショア”と思わせるクオリティー。けれど、ポコッと浮かぶハコがひとつ。

「???・・・」

実はコレ、カメラマンなんです。

撮影者はクラーク・リトルさん。サーファーとしてハワイ・ノースショアの波と一緒に生まれ育った人で、特別な防水装置(=波面にポコッと浮かんだ黒いハコ)をほどこしたカメラを持って海に入り、今までにはなかったアングルから多くの“おっ!”という写真をシュート。スミソニアン博物館で展覧会をおこなうなど、高い評価を受けてきた人なんです。

ちなみに、あの位置から撮られた写真がコチラ。

チューブという空間でサーファーが見ている光景をキャッチしたものながら、波に乗っている時間は数秒でしかないサーフィンで、チューブに入っているのは2〜3秒。まさしく一瞬の光景、しかも絶景を、クラークさんは撮り続けてきたのです。

そして、長年の活動がいよいよ一冊に! ノースショアで撮られたベストショットから95枚を厳選した絶景集として、作品集『WAVES OF NORTH SHORE(ウェイブス・オブ・ノースショア)』が7月中旬にパルコ出版からリリースされることになりました。

さらに7月11日からは、発刊を記念した展覧会が東京・渋谷のパルコ パート1で開催されます。BF1にあるパルコギャラリーXを会場に、7月22日まで“ノースショアの波の内側ばかり”を楽しめるのです。

また7月12日と13日にはサイン会を予定。もちろんクラークさん本人も来場! その頃にはきっと梅雨明けされた真夏の渋谷で、写真を見つつ、本人と話しつつ、ハワイの海をタップリと感じてみるというのは、いかがでしょう?

<WAVES OF NORTH SHORE写真展>
★会場:パルコ ギャラリーX(渋谷パルコ PART1・B1F)
★期間:2014/07/11 (金) -2014/07/22 (火) 
10:00~21:00
※会期中無休
※最終日は18:00閉場
★入場料:無料
<クラーク・リトル サイン会>
★日時:7月12日(土)15:00〜17:00、7月13日(日)15:00〜17:00
★会場:パルコ ギャラリーX(渋谷パルコ PART1・B1F)

パルコ ギャラリーX
http://www.parco-art.com/web/gallery-x/exhibition.php?id=669

CLARK LITTLE(クラーク・リトル)
写真家。サーファーとして、ハワイ・ノースショアの波とともに生まれ育つ。自作の防水カメラを手に撮影をはじめ、波のインパクトゾーンを写しとる作品は国際的にも高い評価を受けており、数々の受賞歴を誇る。スミソニアン博物館での展覧会をはじめ、これまでに日本、ブラジル、カナダ、全米各地で展覧会を開催。
ナショナル・ジオグラフィック、ニューヨークタイムズでも作品が紹介され、アップル、ナイキ、ニコン、トヨタ、hpなど、数多くの企業もクライアントとして名を連ねる。