カリフォルニアにある“女王”と呼ばれる海岸の素顔とは?
QUEEN OF THE COAST、つまり女王と呼ばれる海岸がカリフォルニアにある。
オレゴンとの州境からメキシコとの国境にわたる、長いカリフォルニアの海岸戦における1点。ベンチュラとサンタバーバラの間に位置するリンコンだ。
photo ENCYCLOPEDIA OF SURFING
リンコンは、ベンチュラからサンタバーバラへHWY101を北上すると右手に見えてくるカリフォルニアを代表するサーフスポット。冬に本来の姿を見せる波は果てを知らない長さで、“良い波は良いサーファーを育てる”という金言の通り、トム・カレンを筆頭とするカリスマを輩出していった。
気鋭の若手デーン・レイノルズもそのひとり。さらに近隣にはSTUSSYの創設者で、現在はS/DOUBLEというアパレルを主宰するショーン・ステューシーがスタジオを設け、近年アパレルブランドBANKSのプロデュースをはじめたブラッド・ガーラックも居を構えた。数々の世界王者を生み出したチャネルアイランズサーフボードの拠点でもある。
対比されて語られる場所にマリブがある。マリブもサーフカルチャーにおいて重要な場所だが空気感が違う。(※以下にリンクした映像を参照。映画『ワン・カリフォルニア・デイのマリブに焦点をあてたパート』から)
大都市から距離があり、旬が冬という意味から顔見知りだけで冷たい波を分け合うリンコンが凛々しき女王ならば、ロサンゼルス国際空港が近く、ハリウッド関係者が多く訪れ、夏に良い波がやってくるマリブはやんちゃな王様。カラフルなパラソルやボードショーツでのサーフ、日光浴を楽しむセレブが似合う一方、リンコンには、漆黒のウェットスーツ、クリア色のサーフボードがとてもフィットする場所なのである。
RINCON
A DAY WITH THE QUEEN
A Day with The Queen from Andrew Schoener on Vimeo.
ONE CALIFORNIA DAY
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