パンケーキもいいけれど夏は胃腸を休める「かゆ」を炊く
いよいよ夏本番。
筆者の住む東京は、こんなに夏って暑かったの?というほどに湿度の高さも相まって暑い。オフィスや公共エリアはエアコンで冷え冷え状態。屋外から室内に入ったときは涼しさが気持ちいいけれど、次第に、その冷気は、女性の体を冷やすことになる。
かくいう筆者は夏は日焼け対策もあいまって室内も屋外も夏は長袖にて過ごす。とはいえ、熱中症対策のために水分も多く取るし、時に冷たくて甘いスウィーツも、ついつい摂取過多してしまい、どうにも真夏は体調が悪くなる。
年齢も重なってくると、冷えと胃腸の疲労をかなり感じる方もいらっしゃるはず。
砂糖や油を消化させるにはエネルギーを必要とし胃腸も酷使するために、夏の体力消耗とともに免疫力低下を引き起こしやすい。そんなときには、胃腸に負担をかけず、体調を整える「おかゆ」とのおつきあい。
日本では病人食のように思われる「おかゆ」も、アジア諸国の旅行者は良くご存知のように、病人食ではなくポピュラーな「日常食」。特に体調回復や1日のはじまりには有益とされる食べ物として、中国では朝から食されるし、韓国などでは薬膳的観点での「おかゆ」がしばしば食されている。
今日の一膳は「小豆粥」。
普段は正月に食べる地域が多いとされる「小豆粥」も、実は夏の水分過多に有効。小豆はむくみをとるために妊婦さんには良いとされる食材で有名だが夏の水分摂取で冷えた体と摂取過多の水分調整におススメ。砂糖や甘味を入れていないので、穀物の元来の味を堪能。
小豆もお米も、1日前にしっかりと水分を吸水させてから、炊く。とても面倒な作業ですが、その後は、お好みで炊くだけ。もっと面倒、という方は小豆と米を吸水させたら、炊飯器のおかゆモードを使うと簡単。写真のお餅はオマケ。そしてお隣は、はちみつショウガ湯。
胃腸へのいたわり。ぜひどうぞ。